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クアンタムATL、日本にセールス・サービスオフィスを開設

1999年12月10日 00時00分更新

文● 編集部 佐々木千之

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DLTtapeライブラリー製品のサプライヤーで、米クアンタム社の子会社である米クアンタムATL(Quantum|ATL)社は10日、日本セールス・サービスオフィスを東京・世田谷区三宿に開設した。

クアンタムATL社は、元々米Odetics社の1部門として'90年に設立された米ATL Products社で、'98年5月にクアンタムに買収された。

海外事業担当副社長ジョン・ウォルコット氏
海外事業担当副社長ジョン・ウォルコット氏



同社海外事業担当副社長ジョン・ウォルコット(John Woolcott)氏によれば、ネットワークに接続された2次記憶に対する要求が高まってきており、ストレージは、従来のサーバー単位のリソースからネットワーク単位のリソースへ、物理デバイスから仮想システムへという流れとなっているという。

これに伴ってストレージ装置のアーキテクチャーも、サーバーに接続されたSAS(Server Attached Storage)から、ネットワークに直接接続されたNAS(Network Attached Storage)、そしてネットワーク化された記憶装置であるSAN(Storage Area Network)へと進んでいると述べた。

332本のDLTtapeを収容し、11.4T(テラ)Bの容量(ネイティブ)を持つ自動DLTライブラリー『P3000』
332本のDLTtapeを収容し、11.4T(テラ)Bの容量(ネイティブ)を持つ自動DLTライブラリー『P3000』



こういった流れのもとで、クアンタムATLは、サーバーのバックアップ中心のテープライブラリー製品に加えて、大企業の2次記憶装置となる『P3000』などのSAN System Platformや、*『LANvault』などのNAS Appliance Platform製品を積極的に販売していくという。

*LANvault:Ethernetインターフェースを持つDLTライブラリー製品で、専用のWindows NTベースサーバーと組み合わせ、ネットワークを介して遠隔地で稼働するWindows NTからバックアップ操作などが可能な製品

アジア太平洋地域担当ディレクターのグラハム・ティム氏
アジア太平洋地域担当ディレクターのグラハム・ティム氏



アジア太平洋地域担当ディレクターのグラハム・ティム(Graham Timm)氏によれば、同社は過去の1年でアジア太平洋地域におけるビジネスを400パーセント拡大してきており、2000年度(会計年度)中に日本での販売を2倍にすることを目標としているという。

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