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富士通・マイクロソフト・OBC、3社協業で中堅企業向け人事・総務業務ソリューションを開発

1999年12月10日 00時00分更新

文● 編集部 高島茂男

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富士通(株)とマイクロソフト(株)、(株)オービックビジネスコンサルタント(以下OBC)は10日、都内で、中堅企業向けの人事・総務ワークフローパッケージ『MyOFFICE for 勘定奉行』を3社協業で開発したと発表した。

販売は、富士通とOBCが行なう。販売プロモーションは3社共同で行なうという。価格は50万円(100ユーザーライセンス)から、出荷は2000年1月13日より。

発表には、富士通ソフトウェア事業本部ミドルウェア事業部の草野明部長、マイクロソフト取締役でビジネスソリューション事業部長の東貴彦氏、OBC代表取締役社長の和田成史氏が出席した。

右から、草野明氏、東貴彦氏、和田成史氏
右から、草野明氏、東貴彦氏、和田成史氏



同パッケージは、『Microsoft SQL Server』と『Microsoft Exchange Server』を基盤としたもの。旅費精算や立替精算などの申請や承認、決済までを行なうワークフローシステム機能を搭載している。同パッケージは、ウェブブラウザーで入力などを行なうようになっている。申請などがあがった場合にはMicrosoft Exchange Serverを介して、『Outlook』に申請があった旨のメールが届くようになっているという。

決済された情報は、OBCの会計処理ソフト『勘定奉行』に渡すことができ、旅費経費の支払い業務を簡素化し、スピードアップを図かれるという。また、OBCのエレクトロニックバンキングシステム『OFFICE BANK』と連携させることで、オンラインバンキング機能を利用できるとしている。

マイクロソフトの東貴彦氏は、「イントラネット型ソリューションが3社協業でできあがったこと、ベンダーの壁を越えたソリューションであることを歓迎している」と語った。同様に、OBCの和田成史氏も、「フロントオフィス、バックオフィスと多岐にわたったソリューションで、(今回の協業は)内容の深いものである」、「これは、連携のソリューションの新しいスタートである」と述べた。

対応OSは、Windows NT Server 4.0 Service Pack 4以上。販売目標数は、3年間で1万本という。

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