富士通(株)は8日付けで、『XML技術センター』を新設する、と発表した。XML(eXtensible
Markup Language)の自社製品への応用と、パートナーへの技術支援が目的。同社では「XMLをインターネット技術の基幹として推進していく」としている。
同センターが行なうのは(1)XMLビジネス支援、(2)XML基盤ソフトウェアの適用推進、(3XML)技術情報の提供の3つ。
(1)では、XML関連の営業担当者やSEに対し、コンサルテーションや活用事例の紹介などを行なう。(2)では、XML基盤ソフトウェアの開発を行なう。(3)では、製品の技術情報やシステム事例の紹介、標準化動向といった情報を提供することにより、営業担当者とSEが顧客に対し、最新の技術を盛り込んだ製品やシステムが提供できる、としている。
同センターは、同社と(株)富士通研究所の50人で構成される。メンバーはこれまでと同じ部署に所属しながら技術支援を行なっていく。
同社はワープロソフト『OASYS』や文書処理システム『Meridio』、OLAPツール『SymfoWARE
Navigator Server』といった製品に『XML基盤ソフトウェア』を組み込んで出荷している。