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クレイフィッシュ、“Hitmail2000”でASP事業に本格参入

1999年12月09日 00時00分更新

文● 編集部 伊藤咲子

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クレイフィッシュ(株)は9日、ASP(Application Service Provider)総合サービス“Hitmail2000”の説明会を開催した。“Hitmail2000”は、'98年5月にメールサーバーのホスティングサービスとしてその前身の“Hitmail”がスタート。今年11月、同社が開発したASPサービスの基幹システム『Crayfish 2000』をプラットフォームとして採用することが決まり、ASP総合サービス“Hitmail2000”としてそのメニューを更新したもの。新サービスの提供は12月中旬スタートを予定している。

代表取締役社長の松島庸氏。社名のクレイフィッシュは“ざりがに”の意 代表取締役社長の松島庸氏。社名のクレイフィッシュは“ざりがに”の意



“Hitmail2000”はメールサーバーホスティングサービス“Hitmail”、ウェブサーバーホスティングサービス“Hitweb”、稟議書や個人スケジュール管理といった作業に対応したグループウェアサービス“HitOffice”などを1パッケージで提供するもの。同社と(株)光通信の共同事業に位置づけられている。光通信はクレイフィッシュの株式の50.1パーセントを保有する企業で、同サービスの販売代理店を務めている。“Hitmail2000”は中小企業が主なターゲットで、使用料は月額2万円から。

今回の記者発表では、新たなオプションメニューとして、“Hitmail”サービスの契約企業を対象としたインターネット接続サービス“HitAccess”を発表した。同サービスは、ユーユーネット・ジャパン(株)のバックボ-ンを採用する。スタート時は初期費用3500円、接続費として月額3500円の固定サービスを行ない、順次従量制など他の料金体系のメニューを増やすという。

代表取締役社長の松島庸氏は、「'98年5月の“Hitmail”サービスの開始から、11月末時点で、約3万件の契約があった」と市場競争力を強調した。なお、一部報道で同社がマザーズ上場の準備を進めているとあったが、これに対しては「どこの市場がいいか決めかねている」と語った上で、売上目標を含む将来的な見通しについては、今回の発表会ではノーコメントとした。

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