インターキュー(株)と(株)アランは7日、メール広告配信を主な業務とする新会社“株式会社クリックメール”を設立すると発表した。正式設立は12月20日を予定しており、資本金は2億5000万円。インターキューが80.5%、アランが19.5%を出資する。
クリックメールは、個人ユーザー同士のメールを対象とした広告配信サービスを2000年2月に開始するとしている。このサービスは、同社と契約した“広告媒体主”となるユーザーが送信するメールに、2行程度の広告を挿入するもの。クリック保証型広告や成功保証型広告の導入も検討しているという。
広告媒体主となるユーザーは、専用ソフト『クリックメールGo!Go!』を利用することになる。クリックメールGo!Go!をインストールすると、メーラーのSMTPサーバーの設定が同社宛てに書き替られる。そして、ユーザーがメールを送信するたびに、そのメール本文に自動的に広告を挿入する仕組み。電子メールの配信数や広告に対するレスポンスに応じて、ユーザーには広告掲載料の20～30%の金額に相当する“バリューキャッシュポイント”が付与される。ユーザーは、加算されたポイント数に応じて、同社のインターネット接続サービスの支払いや、商品券の引き換えなどが可能になるという。なお、広告媒体主ユーザー登録数は、2000年12月末までに100万人を目標としている。
