(株)日立製作所は6日、小売業におけるマーケティングや販売活動のサポート、店舗業務の省力化などのシステムを体系化した『Solutionmax
for Retail』を8日に発売すると発表した。価格については個別見積にて対応する。
同製品は、優良顧客の囲い込みによる収益拡大のための“流通CRMソリューション”、発注・仕入・在庫管理や商品分析などのMDサイクル(MerchanDising:一連の販売活動)をサポートする“MD
サポートソリューション”、量販店や専門店などの業態に応じた店舗業務の省力化を支援する“ストアシステムソリューション”、インターネット上での販売、EDI(Electronic
Data Interchange:電子データ交換)、見積・商談、認証・決済を実現する“流通ECソリューション”という4つのメニューから構成されている。これらのメニューは、同社がSI事業で培った技術や業務ノウハウをもとに、システムの企画・構築から運用・保守までをトータルにサポートするという。
また、同社は12月6日付で“金融・流通システムグループ”を発足。営業とSEを一体化させた流通システム事業部を設置することで、同製品における製品・サービスの開発・販売を強化する。2002年度には同製品全体で500億円の売上を見込んでいるという。