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シマンテック、2000年問題が起きたかのようにみせかけるウイルス“マイピクス”のワクチンを提供開始

1999年12月07日 00時00分更新

文● 編集部 高島茂男

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(株)シマンテックは6日、2000年問題が起きたかのようにみせかける新種のワーム型ウイルス“W32.Mypics.Worm(マイピクス)”を発見したと発表した。また、同社のウイルス研究所“SARC(サーク)”は、ウイルス対策ソフト“Norton AntiVirus”のユーザーに対して、同ウイルスを検知するウイルス定義ファイルの配布を開始した。

マイピクスは、12月3日に発見されたという。日本国内での発見の報告はまだないとしている。

マイピクスは、Windows 95/98/NT上で動作するウイルスで、電子メールを介して増殖する。電子メールの本文は“Here's some pictures for you!”で、題名はない。そのメールに添付されているファイルを実行した時点でコンピューターのメモリーに感染するという。

感染後は、電子メールソフト“Outlook”に登録されている最初の50アドレスに対して、自分自身(“pic4you.exe”)を添付した電子メールを送信したり、2000年になると2000年問題が発生したかのようにみせかけて、HDDのデータを消去するという。

“Norton AntiVirus”のユーザーは、ウイルス定義ファイルをSARCのウェブサイトなどから無料で入手できる。

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