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【MDOnline】米アップルコンピュータ、Power Mac G4の全モデルをAGPタイプへ

1999年12月03日 00時00分更新

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Power Mac G4がラインナップを変更、全モデルAGPタイプへ

Power Mac G4の製品ラインナップが変更された。CPUのクロックが、350、400、450というのは変わらないが、350MHzの最低スペックマシンも含めて、すべて、AirPort機能を登載可能でAGPグラフィックスタイプのものに変更された。従来は、350MHzの機種だけが旧タイプのマザーボードだったため、AirPortが使えないなどのデメリットがあったが、Power Mac G4シリーズとして統一したベースのハードウエアとなった。つまり、旧タイプのPCIグラフィックス機がラインナップからなくなったのである。

新機種では、グラフィックスカードに新しいATI Rage 128 Proが登載されている。VGA端子に加えて24ピンのDVI端子(Digital Visual Interface)もあり、デジタル入力可能な液晶ディスプレイ(新たに発売されたApple Studio Display Flat Panel)を接続することもできる。解像度は、1920×1200ドットのフルカラーまで対応している。350と400MHzの機種ではDVD-ROM、450MHzの機種ではDVD-RAMが登載されている。400と450MHzの機種ではzipドライブも登載されている。価格は順に、$1599、$2499、$3499だ。ハードディスク容量は順に10、20、27GBとなっており、いずれも、ATA/66で駆動されている。全機種とも、100/10BASE-Tを登載し、350と400MHzのモデルではV.90 56kのモデムも組み込まれている。登載メモリは順に64、128、256MBだ。

ATI Rage 128 Proの登載により、Power Mac G4全機種でデジタル端子のディスプレイが使えるようになった。現在のところ、ディスプレイのデジタル接続端子は統一されておらず各社バラバラなため、Apple以外のディスプレイの接続については未知数と言える(日経パソコン1999/11/15 p26の記事が参考になる)。ATI Rage 128 Proでは、3Dグラフィックスの機能が40%高速化されているとしており、グラフィックスの機能も向上している。従来のPower Mac G4ユーザ向けに、ATI Rage 128 Proだけの販売も行われるが、執筆時点ではThe Apple Storeには掲載されていなかった。

The Power Mac G4 is here
 http://www.apple.com/powermac/

カテゴリー:Macintosh本体,Power Macintosh

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