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トランス・コスモス、CRM事業戦略を発表

1999年11月25日 00時00分更新

文● 編集部 高島茂男

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トランスコスモス(株)は25日、都内での記者を集めた懇親会において、同社のカスタマーリレーションシップマネジメント(CRM)事業の戦略を発表した。

会の冒頭、同社取締役副会長の中井一三氏と、沖縄市役所特別職収入役の砂川正男氏が、沖縄市に同社のコールセンターが29日オープンすることについてふれた。同センターは、15~17パーセントという沖縄市の高い失業率、情報産業を市制の中心においていきたいという同市の思惑と絡まって、沖縄振興計画の一環として官民協力のもと開設されるという。当初は約200名、約4億円の投資規模から始めるとしている。

同社は、コーポレートユーザーサポート事業やネットワークソリューション事業、データベース事業などを主な事業とする総合情報サービスを提供している。そのなかで、CRM事業は売上高約400億円のうち、4分の1の約100億円をしめる事業だという。

CRMは、ヘルプデスクや商品販売の窓口といったコールセンターの業務が50パーセント、それから得られた各種データを分析し、ものを売る側の戦略を提供するのが残りの50パーセントだと同社常務取締役の加藤氏は説明した。

今までは、電話とFAX、郵便が顧客への主なアクセス手段であったが、今はそれにプラスして、Eメールやウェブが使われているという。同社は、そういった技術を持った“autobytel.com”や“SENDMAIL”などの企業に対して投資しており、現在約50社を超えている。また、そのような企業が日本上陸する際には、日本の事情にあわせたローカライズも行なうとしている。

加藤氏は、同事業について、3年のうちには2倍ぐらいの規模にしたいと述べた。また、世界どこでも同じ品質のサービスを受けたいとする企業に対応するため、ワールドワイドな展開を進めていくという。デンバー、中国の天津(予定)にコールセンターを置き、サービスを提供していくとしている。

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