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【Inter BEE '99 レポート Vol.2】NTTとTBS、光と無線を使ったHDTV伝送ライブ実験を実施

1999年11月17日 00時00分更新

文● 編集部 伊藤咲子

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(社)日本電子機会工業会(EIAJ)の主催で17日、映像・放送関連技術の専門展示会である“第35回 1999年国際放送機器展(Inter BEE'99)”が千葉・日本コンベンションセンター(幕張メッセ)で開幕した。展示会会場において、東日本電信電話(株)(NTT東日本)と(株)東京放送(TBS)およびそれぞれのグループ企業が、“HD-WAVE”デモと銘打ち、光ファイバー回線とデジタル無線を使ったHDTV(高品位テレビ)伝送ライブ実験を行なっている。

ブース全景。“HD-WAVE”という名称は、“HD”TV Transmission Live on Optical Fiber & Digital Micro “Wave”(光ファイバー回線とデジタル無線によるHDTV伝送ライブ)の意
ブース全景。“HD-WAVE”という名称は、“HD”TV Transmission Live on Optical Fiber & Digital Micro “Wave”(光ファイバー回線とデジタル無線によるHDTV伝送ライブ)の意



このブースの目玉は、横須賀のNTTビルと幕張の会場を結んだ、HDTV映像のライブ中継デモ。NTTグループが開発したHDTVエンコーダー/デコーダー装置、テレビカメラなどを使用し、HDTVの生映像を双方向でやりとりするというもの。データの圧縮方式はMPEG-2。横須賀にはTBSの局アナウンサーが待機し、その様子が会場のスクリーンに投影される。会場にもテレビカメラが設置され、デモ参加者はアナウンサーとの会話が体験できる。

スクリーンを通じて、TBSの広重玲子アナウンサーと会話。デモの所要時間は10分程度で、毎日6回開催する予定。アナウンサーは日替わり
スクリーンを通じて、TBSの広重玲子アナウンサーと会話。デモの所要時間は10分程度で、毎日6回開催する予定。アナウンサーは日替わり



このデモでは、NTTの光ファイバーを使ったデータ伝送サービス“ATMメガリンク”と、NTTが開発したMPEG-2ビデオエンコーダー『ポータブルHDエンコーダー』を使用。このデモでの情報伝送ビットレートは、20Mbps。データ転送により発生する中継映像のタイムラグは、3分の1秒以下という。『ポータブルHDエンコーダー』は、チップ『SuperENC』を搭載、9個並列接続している。従来製品と比較し消費電力が抑えられ、DC12Vのバッテリーパック1個で約1時間の連続動作が可能という。サイズは、高さ44×幅210×奥行き440mm。今回は参考出品として展示されており、製品化の予定は未定となっている。

『ポータブルHDエンコーダー』
『ポータブルHDエンコーダー』



同ブースではそのほか、TBSが開発した“OFDM”という方式で伝送した映像を紹介している。伝送帯域幅は18MHzで、占有帯域幅は14.5MHz。12Mbps~45Mbpsの間で伝送ビットレートの選択ができる。今回はこちらも『ポータブルHDエンコーダー』を使用している。

ブースに設置されたモニター。左がODFM、右がATMメガリンクサービスを使った映像
ブースに設置されたモニター。左がODFM、右がATMメガリンクサービスを使った映像



そのほか、“HD-WAVE”ブースでは、遠隔映像コントロールのデモが行なわれていた。カメラの遠隔操作、テロップの表示の遠隔操作、VTRに対する視覚効果の遠隔操作が体験できる。写真は、カメラの遠隔操作を行なっているところ。参考出展 そのほか、“HD-WAVE”ブースでは、遠隔映像コントロールのデモが行なわれていた。カメラの遠隔操作、テロップの表示の遠隔操作、VTRに対する視覚効果の遠隔操作が体験できる。写真は、カメラの遠隔操作を行なっているところ。参考出展

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