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米コンパックと富士通、科学技術系アプリケーションで協業

1999年11月16日 00時00分更新

文● 編集部

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コンパックコンピュータ(株)と富士通(株)は16日、米コンパックコンピュータ社と富士通が、科学技術系アプリケーション分野で協業することに合意したと発表した。これにより、富士通の高分子対応分子軌道法計算プログラム『MOPAC(モーパック)2000』を、コンパックのサーバー『AlphaServer』でTru64 UNIXベースのものに移植し、米国、欧州、日本市場において11月末から共同でマーケティングを行なう。今後も、分子動力学ソフト『MASPHYC(マスフィック)』やネットワーク対応の可視化ツール『VisLink(ビスリンク)』など、富士通の科学系アプリケーションソフト製品をAlphaServerに移植し最適化していく計画。富士通の幕張システムラボラトリには、アプリケーション開発移植拠点としてAlphaServerを設置する。

MOPAC2000は、たんぱく質やDNAなど巨大分子系の生理活性/反応性/物性などを研究するための解析(分子軌道計算)プログラム。新開発のMOZYME法(局在化分子軌道を応用した高速計算手法)により、巨大分子の計算を実用的な時間で行なえるようにした。鉄や銅などの金属を含む分子の計算やスペクトル計算にも対応している。

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