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日本電気、日本オラクルや日本HPなどと企業向けのインターネット関連事業で提携

1999年11月15日 00時00分更新

文● 編集部 高柳政弘

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日本電気(株)(NEC)は11日、日本オラクル(株)と日本ヒューレット・パッカード(株)(日本HP)の3社に、米オラクル社と米ヒューレット・パッカード社を含めた5社において、企業向けのインターネット関連事業で提携関係を結んだと発表した。

今回の提携は、各社の製品や技術、サービスを組み合わせて、インターネット事業を共同で行なうというもの。具体的には、インターネットのSI構築に必要となるミドルウェアやアプリケーションなどの整備/開発を目的として、包括的な協業を行なう。この事業の中心に位置付けられているものとしては、NECが運営するインターネット接続サービス/ポータルサイトの“BIGLOBE”、日本オラクルのデータベースソフト『Oracle8i』および顧客情報管理ソフト『Oracle CRM』、日本HPの『HP-UX』プラットフォームなどが挙げられる。

会見に出席した日本オラクルの佐野力社長、NECの金杉明信常務取締役、日本HPの飯塚雅樹取締役(左から)
会見に出席した日本オラクルの佐野力社長、NECの金杉明信常務取締役、日本HPの飯塚雅樹取締役(左から)



さらに、各社はインターネット事業を協同で推進するために、技術ノウハウやマーケティング情報を共有する機関となる“インターネット・ビジネス・ソリューションセンター”を'99年内にも設立する。同センターは、2000年以降のインターネットビジネスにおけるインフラやソリューションの開発や提供を目的としている。

NECの常務取締役である金杉明信氏は、「EC(電子商取引)市場の拡大や、インターネットビジネスおよびインターネットサービスが多様化している。NEC1社では、このニーズに応えるのは難しい」と語った。そのため、同社は各分野のトップベンダーである日本オラクルと日本HPとの提携に合意したという。

NECの金杉常務取締役、「インターネットビジネス領域のドリームチームを結成した」
NECの金杉常務取締役、「インターネットビジネス領域のドリームチームを結成した」



NECは、インターネットに対応した業務を構築するシステムの『iBestSolutions』に、協業の成果を取り入れるとしている。

また、NECと日本オラクルは、CRM(顧客情報管理)事業でも、業種別のユーザーのニーズに合わせたCRMソフトを開発する点で協力を行なう。さらに、NECでは、CRMソフトのノウハウを蓄積するために、社内システムにOracle CRMを採用する。同社ではエンジニアを米オラクルに派遣し、Oracle CRMの開発プランニング段階から参加することで、同製品を日本市場向けに開発していくとしている。

日本オラクルの代表取締役社長である佐野力氏は、「従来の提携は、オラクル製品を販売してくれるといってもどこまで真剣だかわからない」と語り、今回の提携が、従来とは違って心底信用できるものだという印象を明らかにした。今回、NECと日本HPが社内のEC分野でオラクル製品を実際に導入することを挙げ、両社がそのノウハウを基にオラクル製品を共同で販売するという協力態勢について力説した。

日本オラクルの佐野力社長、「インターネットビジネス市場を3社で独占したい」
日本オラクルの佐野力社長、「インターネットビジネス市場を3社で独占したい」



日本オラクルと日本HPは、NECが運営するインターネットサービス事業“BIGLOBE”を、インターネットビジネスの構築基盤として積極的に活用し、新しいビジネスモデルの開発を共同で推進するという。具体的には、BIGLOBEを通じたASP事業を検討中とのことだ。

日本HPの取締役である飯塚雅樹氏は、「インターネットを基盤とした新たなビジネスモデル“E-services”を展開していく上で、NECのBIGLOBEは魅力的だ」と語った。

日本HPの飯塚雅樹取締役
日本HPの飯塚雅樹取締役

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