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プラネックス、2001年6月にMothers上場

1999年11月15日 00時00分更新

文● 編集部 伊藤咲子

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プラネックスコミュニケーションズ(株)は15日、東京証券取引所の新市場“Mothers”に2001年6月に上場申請すると発表した。申請に向け、現在、同社代表取締役社長の久保田克昭氏が全株式を保有する台湾プラネックスコミュニケーションズ社を、年内をめどに子会社化。さらに決算期を11月から6月に変更し、2000年6月期決算を基準としてMothers公開を目指すという。

代表取締役社長の久保田克昭氏
代表取締役社長の久保田克昭氏



久保田氏は、株式公開で得られる資金について、「低く見積もって20億円程度」と期待を寄せる。同社は、'99年度の売上目標('99年7月~2000年6月)について、38億円と発表した。

記者発表会では、同社が'99年度に発売する主力製品の1つとして、11月10日に発表したISDNルーター『RI100J』を紹介した。
これは、インターネットプロトコル(IP)を利用して音声データをやりとりする“Voice over IP”を採用し、インターネットプロバイダーを経由した音声データ交換や、インターネット電話を可能にするという機器。中小事業者をターゲットとしている。定額製の高速インターネット接続の開始をにらみ、特に長距離電話や国際電話などに威力を発揮し、プロバイダーのアクセスポイントまでの接続料のみで通話ができるという。価格は14万8000円の予定。

『RI100J』。インターネット電話を利用するためには、通話する双方に同機が必要になる『RI100J』。インターネット電話を利用するためには、通話する双方に同機が必要になる



久保田氏は、『RI100J』の販売目標について、「すぐに売れる製品ではなく、製品が市場に認知されるようになるには、2~3年はかかるかもしれない。しかし、方向性は間違っていないと認識している」と語った。

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