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ザイラン・ジャパン、アルカテル・インターネットワーキングへの社名変更を発表

1999年11月12日 00時00分更新

文● 編集部 鹿毛正之

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米ザイラン社の日本法人であるザイラン・ジャパン(株)は、社名を“アルカテル・インターネットワーキング株式会社”に変更したことを発表した。この変更は、仏アルカテル社が米ザイランを買収したのに伴うもの。アルカテルは、他に買収した3社を加えた4社を統合して、11月2日付で米アルカテル・インターネットワーキング社を設立していた。

アルカテル・インターネットワーキングの代表取締役社長には、ザイラン・ジャパンの社長を務めていた及川満広氏が就任する。正式な会社登記は一両日中に完了する予定。

 アルカテル・インターネットワーキング(株)の代表取締役社長に就任した及川満広氏
アルカテル・インターネットワーキング(株)の代表取締役社長に就任した及川満広氏



同社は米アルカテル・インターネットワーキングの100パーセント子会社となり、日本アルカテル(株)との直接的な資本関係はない。だが、運営面については、「日本市場では日本アルカテルと連携し、キャリア(通信事業者)向けには、日本アルカテルと共同で営業活動を行なう」(及川社長)としている。

米アルカテル・インターネットワーキングは、アルカテル社から独立した企業として、おもにベンチャー的な活動を行なうという。同社に統合されたのはATMやLAN/WAN向けのスイッチを主力とする米ザイランのほか、ギガビットクラスのルーター/スウィッチを主力とする米Packet Engines社、リモート・アクセス・サーバーやVoIPゲートウェイのベンダーである米Assured Access社、VPNを含むインターネット向けネットワーキング製品を主力とする米Internet Devices社の4社。

これらの企業はいずれも、仏アルカテルがここ18ヵ月の間に買収したもの。同社は総額70億ドル(約7350億円)を費やして企業買収を行なってきており、これまで手薄だったLAN/WAN分野の補完を図っている。

なお、米Internet Devicesの日本法人であるインターネット・デバイシス・ジャパン(株)は、米本社の統合に伴い、アルカテル・インターネットワーキング(株)に統合されることになっている。

今回の発表に伴い、日本アルカテルの営業本部長を務めるロードリック W. ゲイトハウス(Roderick W. Gatehouse)氏が、アルカテルグループの現状と戦略について説明を行なった。

 ロードリック W. ゲイトハウス氏は、アルカテルグループにおいて日本法人のカントリーシニアオフィサー(現地法人のトップ)を務めている
ロードリック W. ゲイトハウス氏は、アルカテルグループにおいて日本法人のカントリーシニアオフィサー(現地法人のトップ)を務めている



ゲイトハウス氏は、アルカテル全体の戦略として「Business-ready IP」「Alcatel 2iP」というキーワードを挙げた。これは、実際の業務に即したIPサービスを提供するというもので、既存のネットワークを土台にIPネットワークの埋め込みを行なっていく戦略などが含まれている。

同社はADSLの分野では49パーセントという世界シェアを占めており、すでに100万回線以上の販売実績を持つ。アジア地区でもシンガポールや韓国、中国において販売を行なっており、これからは日本市場への展開を図っていくという。

同社の売上のうち、アジア市場が占める割合は約10パーセントで、成長率では今後もっとも期待が置ける市場だとしている。ただし、日本市場に限れば、アルカテル全体に占める割合は「1パーセント以下」(ゲイトハウス氏)とのこと。同社では今後、日本市場でもADSLが急速に普及すると予測しており、すでに幾つかの通信事業者と商談を進めている最中だという。

及川氏は日本市場における活動において、「IP、インターネット、ユニファイドメッセージの3つをキーワードとして展開していく」とし、「アルカテルからのメッセージを市場に伝えたい」と、積極的なアピールを行なっていく姿勢を見せた。来年には200ギガビットクラスのATMスイッチを市場に投入する予定で、ザイラン・ジャパンの活動実績などをベースに、VoIPを含めたネットワーク構築の分野で事業展開を行なっていく予定だ。

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