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ソフトバンク、インターネット上での有料音楽配信サービス事業に進出

1999年11月12日 00時00分更新

文● 編集部 高柳政弘

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ソフトバンク・コマース(株)など3社は11日、インターネット上で音楽のポータルサイトを手掛ける、イーズ・ミュージック(株)を12月に設立すると発表した。同社は、有料での音楽配信サービスを予定している。配信実験サービスは2000年4月に開始し、2000年6月には正式サービスの開始を目指すという。

イーズ・ミュージックの資本金は3億円。ソフトバンク・コマース(株)(SBC)が65パーセント、ソフトバンク・テクノロジー(株)(SBT)が20パーセント、ヤフー(株)が10パーセントを出資する。また、JASRACの評議員で作曲家/キーボーディストの向谷実氏が5パーセントを出資する。代表取締役社長には、SBC取締役の香山誠氏が就任し、向谷実氏が代表取締役副社長に就任する。

ソフトバンク代表取締役社長の孫正義氏(左)、向谷実氏(右)
ソフトバンク代表取締役社長の孫正義氏(左)、向谷実氏(右)



ソフトバンクの代表取締役社長である孫正義氏は、「イーズ・ミュージックの配信サービスでは、音楽だけではなく、音楽情報やプロモーションビデオなどあらゆる音楽関連情報を提供していきたい」と語った。同サイトでは、プロが納得できるクオリティーで楽曲を提供し、著作権が完璧に保護され、購入者や楽曲提供者が安心して利用できるミュージックポータルサイトを構築するのが目的だという。

ダウンロードの料金は、1曲あたり100円前後を予定している。孫氏は、「ユーザーは100円で1回ダウンロードすれば正式なものが手に入り、繰り返し何回も聞ける。違法コピーをする気にもならないだろう。だから、正確な利用者の数を把握できる」と、価格の安さと音楽提供者のメリットの2点をアピールした。

ソフトバンクの孫社長
ソフトバンクの孫社長



同サービスは,日本音楽著作権協会(JASRAC)が提唱する音楽著作権保護プラン“DAWN 2001”に準拠している。これは、音楽データに電子透かしを埋め込み、コピープロテクションを搭載するもの。音楽提供者の権利を守り、安全なコンテンツの流通を実現することが可能だという。また、音楽提供者に対して正確な利用報告を行なうことも定められている。

副社長に就任する向谷実氏は、「イーズ・ミュージックの音楽配信サービスによって、正確な利用者の把握や、CDのプレス費用や在庫を抱えるリスクを減らすことできる。そして、音楽産業全体を底上げできる」と語った。

フュージョンバンド、カシオペアのメンバーでもある向谷実氏は、著作者にも魅力があるはずだと語る
フュージョンバンド、カシオペアのメンバーでもある向谷実氏は、著作者にも魅力があるはずだと語る



イーズ・ミュージックでは、ソフトバンクが12月に設立する予定の著作権管理会社“ソフトバンク・デジタルライツ(仮称)”が構築する著作権管理システムを基盤とする。このシステムを利用することで、圧縮形式や再生用のハードウェアなどにとらわれることなく、ユーザーのニーズに幅広く対応していくとしている。

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