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小型フラッシュメモリーカードの出荷は2.5倍の大幅増――JEIDAの'99年度上半期まとめ

1999年11月10日 00時00分更新

文● 編集部 小林伸也

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(社)日本電子工業振興協会(JEIDA)は、'99年度上半期(4~9月)におけるPCカード(フラッシュメモリーカード含む)の出荷実績をまとめた。総出荷枚数は約800万枚に上り、前年度同期と比べ9割増と大幅な伸びを見せた。中でも、売れ行きが好調なデジタルカメラで使用されるフラッシュメモリーカードは、出荷枚数で前年度同期比2.5倍の524万枚と絶好調。通期でも、全体で前年度比2倍近くの出荷を見込んでいる。

*PCカード:JEIDAの定義では、PCカードは次の3つに分かれる。(1)JEIDA/PCMCIAのPC Card Standard規格に準拠したカード、(2)同規格に準拠はしていないが、同様の機能を持つ同サイズの製品、(3)コンパクトフラッシュ、スマートメディアといった小型フラッシュメモリーカード。調査結果はメーカー48社の申告に基づき、国内出荷と輸出を合算して出している

'99年度上半期のPCカード出荷実績を発表するJEIDA・PCカード統計専門委員会の坂内義明氏
'99年度上半期のPCカード出荷実績を発表するJEIDA・PCカード統計専門委員会の坂内義明氏



調査によると、'99年度上半期のPCカードの総出荷枚数は799万5000枚で、前年度同期と比べ88パーセント増加した。金額では329億200万円で、前年度同期比で23パーセントの伸び。

このうちPC Card Standard規格に準拠したPCカードは240万7000枚と4割のアップだが、金額では141億7000万円と16パーセント減っている。これは「携帯電話インターフェースやEthernetカードなど、大きな割合を占める通信カードの単価が下がっているため」(同協会)としている。

内訳を見ると、ノートパソコンを中心に対応スロットの普及が進むCardBus対応製品が、21万2000枚と前年度同期に比べ約4.6倍のアップ。またビデオキャプチャーやテレビチューナーなど“その他のI/Oカード”が35万2000枚と、前年度同期と比べ約2.9倍に増えた。

全体を大きく押し上げたのがフラッシュメモリーカード。コンパクトフラッシュやスマートメディアなどの合計出荷枚数は524万枚(前年度同期比255パーセント)、金額で178億2600万円(同213パーセント)。枚数、金額とも既に昨年度1年間の実績を超えている。デジタルカメラの好調な販売に歩調を合わせた格好で、PCカードスロットにカードを差し込む際に使用するアダプターも大きく伸びている。

同協会では下半期の出荷も引き続き好調に伸び続けると見ており、通期の総出荷枚数は1655万枚(前年度比186パーセント)、金額は656億円(同123パーセント)を見込んでいる。

来年度の見通しとしては、「GPSシステム応用製品や、フラッシュメモリーカードを使用した携帯オーディオ機器、無線LANといった新たな用途に加え、PCカードスロットを搭載した家庭用ゲーム機が登場するなど、PCカードの需要はさらに高まっていく」(同協会)としている。

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