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マイクロソフト、開発者向けカンファレンスを開催、日本オリジナルパッケージ『Windows 2000 Developer』を紹介

1999年11月10日 00時00分更新

文● 編集部 桑本美鈴

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マイクロソフト(株)は、システム開発者向けに同社の新製品や最新技術について解説するカンファレンス“Microsoft Developer Days '99”を開催した。



キーノートでは、米マイクロソフト社Visual StudioビジネスユニットゼネラルマネージャーのBrian Arbogast(ブライアン・アルボガスト)氏が、Windows 2000、および同社の提唱するウェブアプリケーション構築のためのアーキテクチャー“Windows DNA 2000”について説明した。

Windows 2000環境での最新インストーラーを紹介

「われわれは社運を賭けてWindows 2000を開発している。Windows 2000は、ビジネス用のラップトップ『Windows 2000 Professional』から、大規模システム向けサーバー『Windows 2000 Datacenter』まで幅広く展開する」

「Professionalは、グループポリシーの設定や、各種アプリケーションへのアクセス管理、ローミングといった機能を搭載するほか、使い勝手を向上させ、多言語サポートを行なっている。現在Windows NT4.0は、ラップトップユーザーにはほとんど利用されていないが、Windows 2000 Professionalはモバイル機能を強化させており、ラップトップユーザーも第1に選択するだろう」

「Windows 2000 Serverファミリーは、最大32プロセッサーまでをサポートし、ActiveDirectoryでサーバーアレイや組織の資産を管理できる。遠隔管理機能やWindows Terminal Service機能も備えている。開発者側から見ると、Windows 2000はアプリケーションをインストールしやすく、修復や管理も容易だ」

Windows 2000には、新しいインストーラー“Visual Studio Installer”が用意されている。Visual Studio Installerを起動すると、専用ウィザードが立ち上がり、インストールに関するさまざまな設定が行なえる。対象アプリケーションを指定すると、関連ファイルの依存関係が自動的に認識されるほか、ランタイム情報を含んだマージモジュールファイルも作成される。その後ビルドすることで、アプリケーションのインストーラーパッケージを作成できる。

Visual Studio Installerは、“アドバタイズ”機能(ユーザーが対象アプリケーションを実際に使うときに初めてインストールするオンデマンドインストール機能)、アプリケーションの起動に必要なファイルが削除/破損した場合に、サーバー側から必要なファイルをインストールできるアプリケーション自動修復機能を搭載する。インストールパッケージ作成時には、アンインストーラーも自動生成される。

次世代アプリケーション構築用アーキテクチャー“Windows DNA 2000”について解説

続いて同氏は、Windows DNA 2000について説明した。

「Windows DNA 2000に則った次世代ゼネラルアプリケーションを構築するには、開発ツールとデータベース、アプリケーションサービス、インターオペラビリティ/インテグレーションを統合させなければならない」

DNA 2000のツールはVS 6.0、データベースはSQL Server 7.0、インターはBizTalk「Babylon」、アプリサービスはCOM+(AppCenter Server)

「われわれは開発ツールとして『Microsoft Visual Studio 6.0』を提供している。必要な機能はVisual Studio 6.0にすべて入っており、コンポーネントの構築や、それらを統合化したアプリケーションを開発可能だ。また、データベースとして『Microsoft SQL Server 7.0』を、アプリケーションサービスとしてCOM+を用意している」

「インターオペラビリティ/インテグレーションとしては、XMLを利用して共通のデータ構造スキーマを提供する“BizTalk”を提唱する。専用サーバー製品である『BizTalk Server』は、アプリケーションの統合を行なうもので、もうすぐ正式に発表できるだろう。ウェブブラウザーを活用したXMLベースのデータのやり取りが行なわれる時代となる」

「われわれは、システム開発者がアプリケーションを容易に作成、導入、管理できるように、さまざまなツールや製品情報を用意している。ユーザーの作業環境を統合し、今後はウェブ対応機能やコマースを実現する機能も提供していく」としている。

また同氏は、既存製品『Microsoft Office 2000 Developer』用の新しいツールを近々発表すると語った。新ツール『Access Workflow Designer for SQL Server』は、Microsoft Accessで作成したアプリケーションに、ワークフロー処理といったビジネスロジックを追加できるもの。Office 2000 Developer登録ユーザー向けに提供するという。

開発用ライセンス『Windows 2000 Developer』を発売

同社は、現在Windows 2000を評価中のシステム開発者向けに、Windows 2000製品と関連サービスをセットにした『Microsoft Windows 2000 Developer(仮称)』の発売を予定しているという。

Windows 2000 Developerは、使用目的を開発/設計/構築/評価/テストに限定した日本オリジナルパッケージ。以下の製品およびサービスで構成される。

・『Windows 2000 Server』
・『Windows 2000 Professional』
・『MSDN ライブラリ日本語版』:Windows 2000に対応するシステム構築に必要な技術情報、Win32API日本語ドキュメント、サンプルコードを収録したもの
・“MSDNプロフェッショナル サブスクリプション”サービス:Windows 2000対応ソフトウェア開発キット(Platform SDK)やデバイスドライバー開発キット(DDK)といった開発に必要なソフトを1年間CD-ROMで提供するサービス

なお、Windows 2000 Developerは開発用ライセンス製品のため、業務運用には利用できない。発売日、推定小売価格ともに現在は未定。後日正式にアナウンスするとしている。

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