武藤工業(株)と日本アイ・ビー・エム(株)は9日、武藤工業が開発した携帯電子メモパッド『Decrio(デクリオ)』を、WorkPadと連携して活用できるオプション製品として発売すると発表した。標準価格は2万4800円で、12月初旬に出荷を開始する予定。
同製品は、専用のボールペンでパッド上の用紙に手書きされた内容を、赤外線通信でリアルタイムでWorkPad上に表示し、画像データとして保存することが可能。また、WorkPadのHotSync機能を利用すれば、PC上でもこのデータを活用できる。
また、同梱される米Ecritek社製アプリケーション『EcriNote』を利用すれば、WorkPadの“予定表”、“メモ帳”、“アドレス帳”、“To
Do”に手書きメモを添付できるようになる。
形状は、システム手帳のようなファスナー付きケースで、その内部の片側にメモパッドを、反対側にはWorkPadとの赤外線通信用端子を装備している。赤外線通信用端子側にWorkPadをマジックテープなどで固定すればすぐに利用できる。また、ケース内部にはWorkPadの通信用オプションであるSnapConnectや携帯電話のほか、名刺なども収納できるスペースやポケットを備えている。
本体サイズは、幅19×奥行き27×高さ4cm、重量は580g。単4電池2本で約3~4ヵ月使用できる。動作環境はWorkPadもしくはWorkPadC3で日本語版Palm
OS 3.1以上。
なお、販売開始キャンペーン中は、WorkPad用のホームページ閲覧ソフトや電子メールソフトを収録したCD-ROMが付属する。同CD-ROMに収録された『Multi
Mail for WorkPad 1.0』を利用すれば、手書きの電子メールも送付できる。