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マイクロソフト、Office 2000とBackOfficeに対応したナレッジマネジメントツール群を発表

1999年11月08日 00時00分更新

文● 編集部 桑本美鈴

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マイクロソフト(株)は、Microsoft Office 2000とMicrosoft BackOfficeに対応したナレッジマネジメント支援ツール『デジタル ダッシュボード スターターキット』、『デジタル ダッシュボード パワーアップキット』、『Outlook 2000 Team Folders Kit』、『Team Productivity Update For BackOffice Server 4.5』、『Microsoft Office 2000イントラネットスピード構築キット』の5製品を発表した。同社ホームページからのダウンロード、およびCD-ROMオーダーサービス等を通じて8日から順次提供する。

デジタル ダッシュボード スターターキットは、企業内ユーザーが必要とするさまざまな情報を、ユーザーごとにサマライズしてMicrosoft Outlook 2000のインターフェース上に一括表示する“デジタル ダッシュボード”を構築するためのサンプルやマニュアルを収録する。用意されているのは、スタンドアロンで動作する“サンプル ダッシュボード”、ホワイトペーパー“ダッシュボードの使用方法や構築方法を解説する各種技術文書”、COMアドイン“Outlook 2000、Microsoft FrontPage 2000用のCOMアドイン”。サンプル ダッシュボードはカスタマイズ可能。提供開始時期は12月下旬。

デジタル ダッシュボード パワーアップキットは、マイクロソフト社内の実際の業務を例にした、スターターキットに比べより実用的なサンプル ダッシュボードを収録する。“スタンドアロン版”と“クライアント/サーバー版”が用意されており、クライアント/サーバー版はMicrosoft SQL ServerやOLAP、Microsoft Exchange、Microsoft Site Serverと連携して動作する。提供開始時期は12月下旬。

Outlook 2000 Team Folders Kitは、Outlook 2000とExchange Serverの“パブリックフォルダ”を利用して、部内チームが共同で情報管理を行なうためのHTMLベースのアプリケーション(ワークスペース)を構築できるキット。ウィザード形式で作成できるため、プログラミングが不要。情報交換機能やスケジュール管理機能などを搭載する。サンプルアプリケーションを同梱しており、カスタマイズも可能。本日(11月8日)より提供を開始した。

Team Productivity Update for BackOffice Server 4.5は、Microsoft BackOffice Server 4.5用のアドオンソフト。BackOffice Serverに導入することで、ウェブ上に集中管理型のワークスペースを構築できる。情報の共有化だけでなく、ウェブ上で共同作業を行なうことが可能で、Outlook 2000 Team Folders Kitよりも規模の大きいワークスペースを作成できる。文書管理やスケジュール管理、ウェブコラボレーションなどの機能を搭載する。提供開始時期は11月下旬。

Microsoft Office 2000イントラネットスピード構築キットは、実用的なイントラネットサイトを短時間で構築するためのキット。Office 2000のホームページ作成といったウェブ機能、Office 2000 Server Extensionsのウェブコラボレーション機能を利用し、サイトを構築できる。人事/経理/営業/マーケティング部門などのイントラネットサイトを作成するためのテンプレートが用意されている。提供開始時期は11月下旬。

また同社は、Office 2000 Developer登録ユーザー向けに、ウェブベースのワークフロー構築ツール『Access Workflow Designer for SQL Server』を12月中旬に提供する。同製品は、SQL Serverをバックエンドとしたチーム単位のワークフローシステムを構築するためのもの。ワークフロー作成には、VBScriptのスキルが必要なため、開発者のみ限定して提供するという。

発表会場で、同社エンタープライズ・シナリオマーケティング統括部統括部長の眞柄泰利氏は、「これまで当社はMicrosoft OfficeやBackOffice製品を通してナレッジマネジメントを断片的に語ってきたが、体系立てて発表するのは今回が初めて。ナレッジマネジメントは、Office 2000やBackOfficeなどの各プラットフォームを有機的に統合し、企業ポータルとして利用できるもの。特にデジタルダッシュボードに注目してほしい」と挨拶した。

同社エンタープライズ・シナリオマーケティング統括部の眞柄統括部長同社エンタープライズ・シナリオマーケティング統括部の眞柄統括部長



続いて、同社エンタープライズ・シナリオマーケティング統括部マネージャの小柳津篤氏は、同社のナレッジマネジメントに対する取り組みについて説明した。

同じくエンタープライズ・シナリオマーケティング統括部の小柳津マネージャ同じくエンタープライズ・シナリオマーケティング統括部の小柳津マネージャ



「ナレッジマネジメントとは、企業がその知的財産をもとに価値を創造していくためのプロセス。よく文書管理と混同されるが、ナレッジマネジメントの目的は、将来の価値創造活動に結びつける未来志向型であり、過去のナレッジの管理を行なうことが目的である過去志向型の文書管理とは大きく異なる」

「ナレッジマネジメントのプロセスモデルとして、ナレッジを体系化/共有化し検索可能なものにする“マッピング”、ナレッジを分析し新しいものを生み出す“アウトバウンド”、ナレッジマネジメントの提供や学習のための“インバウンド”、ナレッジマネジメントの推進体制や評価、意識改革を行なうための“ナレッジサイクルドライバ”という4つのステップがある」

「このプロセスモデルと、情報配信や統合検索、コラボレーション、企業ポータルといったシステムコンポーネントをマッピングしたものが、ナレッジマネジメントのシステム要素となる。企業ポータルの代表的なものがデジタル ダッシュボードだ。一見するとOutlookのカスタマイズのようだが、その裏には企業の情報の継続的な有効性をユーザーに意識をさせないで提供できるインターフェース設計となっている」

また、デジタル ダッシュボード対応製品として、11月2日に発表した(株)日立製作所の『Groupmax Workflow for Exchange』およびExchange対応ワークフローミドルウェア、シーアイエス(株)の情報共有環境構築ソフト『CNAP スタートパック for Exchange』、現在開発中の(株)大塚商会の統合型業務支援ソフト『Portal Square』が紹介された。

シーアイエスのCNAP for Exchangeは、Exchange上でナレッジマネジメントシステムを構築するためのデータベース群で、同社は本日デジタル ダッシュボードへの対応を発表した。また、マイクロソフト協賛のもと、デジタル ダッシュボードの概要と開発について解説するセミナーを12月8日に開催するという。

大塚商会のPortal Squareは、Exchange対応のスケジューラーや営業支援システム、SQL Server対応の販売管理システムや承認システムなどで構成される統合業務支援システムで、後日、大塚商会から正式にリリースされる予定。

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