(株)ジャストシステムは4日、小学生を対象にした作文ソフト『ひらめきライター(仮称)』と、プレゼンテーション用ソフト『発表でピース!(仮称)』を2000年3月に発売すると発表した。これらのソフトは、同社の小学生用日本語ワープロソフト『一太郎スマイル
(学校版)』の機能を強化するものと同社では位置付けている。対応OSは、Windows
98/95/NT Workstation4.0。
ひらめきライターは、メモ作成画面に思いついたことを書き、それをつなげて文章を作るソフト。メモを書き込んでいくと、作文を書くためのヒントや書き出しの工夫といったガイダンスが表示される。ヒントの内容はあらかじめ一般的なものが用意されているが、教師が題材に合わせて内容をカスタマイズすることもできる。同ソフトは単体での使用も可能だが、一太郎スマイル(学校版)と連携して使うこともできる。
『ひらめきライター(仮称)』の画面 |
発表でピース!は、自由研究の発表に利用するプレゼンシートを作成できるほか、画像データや音声データを同シートに貼り付けることもできる。同ソフトには録音機能も用意されており、自分の声を録音して、シートに貼り付けることも可能だ。小学生向けのテンプレートやイラストも用意されている。同ソフトを使用するには、一太郎スマイル(学校版)が必要となる。
『発表でピース!(仮称)』の画面 |
両製品の発売は2000年3月で、価格はどちらも1ライセンスあたり4800円の予定。マニュアル(実践事例集)はオプションとして用意される(予価各2000円)。販売は小学校の教師を対象に限定しており、店頭での販売は行なわない。
同社は、両製品を“一太郎スマイル総合学習シリーズ”として位置付け、小学校でのパソコンを使用した授業を支援していくという。