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“COM JAPAN 1999”――シームレスなデータ交換や統合のための企業向けシステムが多数出展

1999年11月04日 00時00分更新

文● 若菜麻里

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東京・お台場で5日まで開催中の“COM JAPAN 1999”。この展示会に出展していた企業向けのシステムには、外出先から社内情報にアクセスしたり、本社と支社間や、取引先とのシームレスなデータ交換をするためのサービスが多数見られた。本稿では、その中からいくつかを紹介する。

(株)NTTデータは、中小企業をターゲットにした『Business network』のデモを行なった。Business networkは、インターネット経由で会員企業向けのビジネスコンテンツを提供するサービス。コンテンツには、メールやスケジュール、文書管理、辞書検索、法律相談、レンタル会議室、ホテル予約、教育講座ガイドなど全部で37種類があり、ウェブブラウザーから利用できる。iモードに対応し、携帯電話からコンテンツ上にあるスケジュールの調整も可能。本社と支社間や、取引先とのデータのやりとりなどにも利用できる。利用料金は20ユーザー(メールアカウント含む)で月額2万円。

またNTTデータでは、XML(eXtensible Markup Language)ベースの購買システムを参考出展した。文具やオフィスサプライ用品、パソコン製品などの購買処理が、ウェブブラウザー上からXMLフォーマットを介してインターネット経由で行なえる。発注元の企業では、購買の承認フローを併せて利用でき、見積りから、社内の承認、注文という一連の処理が可能なため、データの二重入力が不要になる。このシステムは、SAPの『R3』、ロータスの『ロータス ノーツドミノ』、NTTデータの『ntra-Mart』の3製品のいずれかと連携させて使用する。来年初頭に発売する予定。

(株)ニックスは、12月に発売予定の“NICS 営業支援システム”を参考出展した。この製品は、携帯端末『IBM WorkPad』と『ロータス ノーツドミノ 5.0』でデータの同期が可能な営業支援システム。営業マンが外出する際に、ノーツから顧客情報やスケジュールをWorkPadに転送でき、また外出先で入力した簡単な業務報告などを帰社後にノーツにシンクロできる。ちょっとした営業情報の持ち運びをするなら、手間が掛からず便利な製品という印象。

PCに接続した“クレードル”(データ転送用の機器)にWorkPadを置けば、ノーツのデータとの同期が可能
PCに接続した“クレードル”(データ転送用の機器)にWorkPadを置けば、ノーツのデータとの同期が可能



日本電気は、展示ブースやプレゼンテーションステージで、同社のCTI向けハードウェアおよびソフトウェアを紹介した。その中の1つ、『Express5800/APEX Server』は、同社のExpress5800サーバーにPBX機能を内蔵したもので、コールセンターやUMS(ユニファイド・メッセージ・システム)に活用できる。UMSというのは、電話やFAX、電子メール、音声メールを統合したサービスを指す。デモでは、サーバーに電話をすれば、自分宛の未読の電子メールを自動的に読み上げてくれるサービスを紹介。これを利用すれば、外出先で電子メールの内容をチェックでき、またボイスメールなどで返信できる。受け取った電子メールは、そばにあるFAXに出力可能。またメールが到着した際に、サーバーから指定の電話番号に到着を通知する。

鉄道情報システム(株)は、外出先から電子メールの内容を音声で確認できる“メールキャリア”をデモ。ユーザーがサーバーに電話を掛けるか、または電子メールが到着した際にサーバー側から登録された電話番号に通知する。電子メール(SMTP)版のほか、日立製作所の『Groupmax』や、ロータスの『ロータス ノーツドミノ』といったグループウェアにも対応。グループウェア対応版は、返信のボイスメールを送ったり、テキストデータによる掲示板の情報を音声で確認できる。この製品は、日本電気の『APEX Server』よりも簡易なシステムで、ソフトと音声処理ボードをセットして販売。サーバーには、Pentium 100MHz以上のWindows NT Workstationを搭載したパソコンが必要。

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