マイクロソフト(株)は、報道関係者を対象とした“Microsoft Windows 2000
Press Seminar”を開催、Windows 2000 Release Candidate 2(RC2)版を配布した。
今回のプレスセミナーでは、Windows 2000の製品体系の変更が発表された。
Windows 2000 Professionalは、Windows 95/98からWindows 2000 Professionalへのアップグレードパスの設定が可能。SMPサポートは2プロセッサーまで。価格はWindows
NT Workstation 4.0と同程度。
Windows 2000 Serverは、Active Directoryターミナルサービス機能が追加されたほか、セキュリティー機能の改善、COM+対応などが図られている。SMPサポートは4プロセッサーまで。価格は若干アップするものの、他社サーバーOSより安価という。
Windows 2000 Advanced Serverは、2ノードクラスタリング対応で、メモリーを最大8GBまでサポートする。SMPサポートは8プロセッサーまで。価格はWindows
NT Server 4.0 Enterprise Editionと同程度。
Windows 2000 Datacenter Serverは、プロセスコントロールマネージャーを搭載し、4ノードクラスタリング対応。SMPサポートは32プロセッサーまでで、メモリーは最大64GBまで対応する。価格は、相対的にSun
UE6000/6500よりも経済的な価格となるとしている。
また、Windows 2000 β3からRC2への機能変更として、Compaq Alpha CPUのサポート中止、Domain
Name Serviceサーバー(DNS)のエージング機能の追加、“サーバー構成ウィザード”と“Active
Directoryインストールウィザード(DCPROMO)”のユーザーインターフェースの変更が発表された。また、IN-Memory
Database(IMDB)を削除して、次期SQL Serverに同等の機能を搭載する。COM+
Load Balance(CLB)も削除し、AppCenter Serverの機能として提供するという。
なお、企業向けのRC2版配布は、11月下旬に行なわれるという。