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SAPジャパン、SAP Forum'99で“mySAP.com”を正式発表

1999年10月29日 00時00分更新

文● 編集部 井上猛雄

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SAPジャパン(株)は、27日、東京港区台場のホテル日航東京において、同社のERP(Enterprise resourse planning:統合基幹情報システム)やアプリケーションホスティングサービスなどをまとめた“mySAP.com”を提供すると発表した。

SAPジャパンは27日と28日の両日、同ホテルにおいて、同社の製品を紹介する“SAP Forum'99”を開催した。“mySAP.com”は、このフォーラムのなかで正式にリリースされたもの。今回の発表にあたり、SAPジャパン・アジアパシフィックのプレジデント兼CEOのレス・ヘイマン(Les Hayman)氏と、SAPジャパン副社長のトム・シャーク(Tom Shirk)氏により、同製品の発表があった。

 SAPジャパン・アジアパシフィックのプレジデント兼CEOのレス・ヘイマン氏と、SAPジャパン副社長のトム・シャーク氏
SAPジャパン・アジアパシフィックのプレジデント兼CEOのレス・ヘイマン氏と、SAPジャパン副社長のトム・シャーク氏



 ホテル日航東京において開催された“SAP Forum'99”。基調講演のほかに、同社のシステム事例が各社から紹介されていた
ホテル日航東京において開催された“SAP Forum'99”。基調講演のほかに、同社のシステム事例が各社から紹介されていた



同社では、全社、あるいは部門単位で統合したデータベースなどと連携し、財務、人事、販売管理、物流などを統合的に管理運用するERPパッケージ『SAP R/3』を提供していた。“mySAP.com”は、同社が提供しているERPパッケージや、業務別のシステム製品、サービスなどをバンドリングし、オンデマンドで提供するもの。

“mySAP.com”は、ワークプレイス、マーケットプレイス、ビジネスシナリオ、アプリケーションホスティングサービスで構成する。ワークプレイスは企業内ポータルサイト。業務別に必要なシステムやサービスを、ユーザー別に設定したウェブブラウザーによって作業できる。たとえば、あるバイヤー(買い手)が、画面上からデリバリー(宅配業者)のアイコンにドラッグ&ドロップするだけで、宅配業者のウェブサイトへ自動的にアクセスし、納期遅れの詳細情報を出力する、といったことが可能になる。

 ワークプレイスの画面。アイコンにドラッグ&ドロップするだけで、関連企業のウェブサイトにアクセスし、情報をやりとりできる
ワークプレイスの画面。アイコンにドラッグ&ドロップするだけで、関連企業のウェブサイトにアクセスし、情報をやりとりできる



マーケットプレイスは、B2B(Busines to Busines:企業対企業)のオープンなハブに相当するビジネス向けのインターネットサイト。ユーザー別にコンテンツにアクセスし、22の情報コミュニティーで相互にビジネス交流する場を提供する。具体的には、自動車、建設などの組み立て製造業や、石油、化学、金属などのプロセス業、電力、ガス、水道などのサービス業、銀行、証券などの金融サービス業、小売り、卸売り業などの流通関係、公共と教育などがあり、現在1000社がビジネスディレクトリーに登録(http://www.mySAP.com)している。

 マーケットプレイスの画面。現在、1000社がビジネスディレクトリーに登録
マーケットプレイスの画面。現在、1000社がビジネスディレクトリーに登録



ビジネスシナリオには、販売、マーケティング、会計、人事管理、戦略的企業経営(SME)や、ナレッジマネジメントといったデータ分析などのコンポーネントがある。これらのアプリケーションを独立して使用したり、大規模なシステムの1部としてまとめて利用できる。

また、アプリケーションホスティングサービスについては、NTTコミュニケーションズ(株)や、(株)日立製作所と協力し、SAPが提供するERPパッケージのアウトソーシングサービスをネットワーク経由で提供する。ウルトジャパン(株)が、日立製作所からこのホスティングサービスを受けて、“mySAP.com”を導入している。

価格は提供するコンポーネントやシステムによって変わってくるが、年内には正式にアナウンスできるとしている。

なお、今回の発表と同時に、WindowsCEを搭載したモバイル端末と、SAPのアプリケーションとを連携させた“mySAP.com”のビジネスシナリオを、マイクロソフト(株)と技術開発していることも明らかにした。

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