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日立、'99年度9月中間期単独決算発表--経常利益は39億円と黒字転換

1999年10月28日 00時00分更新

文● 編集部 伊藤咲子

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(株)日立製作所は27日、'99年度9月中間期(99年4月~9月)の単独決算を発表した。売上高は1兆8134億4600万円(前年同期比1%増)、営業利益は174億6600万円。経常利益は39億4800万円で、'98年度中間期の経常損失1246億円から大幅に黒字転換した。

'99年度通期の業績見通しは、売上高が3兆7000億円(前年同期比2%減)、当期純利益が200億円。

売上高の5割以上をしめる情報エレクトロニクス部門は、パソコン向けを中心としたTFT液晶ディスプレーや、パソコン/移動体通信機器向け半導体の好調に支えられ、全体では前年同期比2%増の1兆218億円となった。

同社は今回黒字転換の大きな理由として、昨年度から積極的な事業再編を行なってきたことを挙げている。

決算発表と同じく27日、産業機器グループの製造部門を分社化することを発表した。習志野事業所と中条事業所を分社化し、“日立習志野産業機器株式会社”と“日立中条産業機器株式会社”を、平成12年4月1日付で設立するというもの。

日立習志野産業機器は、モートル/インバータ/風水機器を中心とする産業機器の設計や製造に関する事業を行なう。従業員数は約650名、年間約55億円の売上を目指す。日立中条産業機器株式会社は、変圧器/配電機器/エアクリーナを中心とする産業機器の設計や製造に関する事業を行なう。従業員数は約500名、年間約40億円の売上を目指す。

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