このページの本文へ

東芝、A4オールインワンノート『DynaBook 2650』を発表--DVDドライブ搭載モデルもラインナップ

1999年10月26日 00時00分更新

文● 編集部 鹿毛正之

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

(株)東芝は、家庭向けのA4オールインワンノートパソコン『DynaBook 2650』を発表した。発売は10月末を予定している。価格はオープンプライスで、予想実売価格は、DVDドライブ搭載の『C46/4DA』が35万円前後、CD-ROMドライブ搭載の『C46/4CA』が32万円前後となっている。

『DynaBook 2650』
『DynaBook 2650』



DynaBook 2650には、4倍速DVDドライブを搭載した『C46/4DA』と、24倍速CD-ROMドライブを搭載した『C46/4CA』の2モデルが用意されている。その他のスペックは共通で、CPUにはモバイルCeleron-466MHzを搭載。12GBのHDD、メモリーに64MBのSDRAM(最大192MB)、56kbps対応のモデムを内蔵する。ディスプレーは14.1インチのTFTカラー液晶(最大1024×768ドット、6万5536色)を搭載する。サイズは幅316×奥行き262.5×厚さ48.9mm/重さ約3.2kg。OSにはWindows 98 Second Editionを採用している。

スクロール機能が付いた“アキュポイントII”

東芝製ノートパソコンに装備されているポインティングデバイスの“アキュポイント”が、“アキュポイントII”に進化した。これは、左右クリックボタンの上部に、スクロールボタン2つを追加したもの。スクロールボタンを使ってウインドーのスクロールを行なえるほか、設定を変更することでコピー/切り取り/貼り付けといった機能や、ウェブブラウザーの“戻る”“進む”といったコマンドを割り当てることが可能になっている。

“CD/DVD操作ボタン”

本体手前側に、音楽CD/DVDを鑑賞するための“CD/DVD操作ボタン”が用意された。CD-ROM/DVDドライブ自体の電源スイッチも用意されており、音楽CDを聞く場合にはパソコン本体の電源を入れることなく再生することが可能だ。

また、DVDドライブ搭載モデルはビデオ出力端子を標準で装備。テレビとの接続ケーブルも添付されているので、DVDビデオなどの映像をテレビで楽しむことができるようになった。

アキュポイントIIの採用により、スペースキーの真下に2つのキーが追加された。手前に並んだ5つのボタンはCD/DVD操作ボタン、右端の電源ボタンはスライド式になっている。
アキュポイントIIの採用により、スペースキーの真下に2つのキーが追加された。手前に並んだ5つのボタンはCD/DVD操作ボタン、右端の電源ボタンはスライド式になっている。



大型スピーカーでサウンド面も充実

本体に内蔵されたステレオスピーカーは、従来機種よりも大型化された。内部の空洞を共鳴管として利用するバスレフ方式を採用しており、低音が強化されているという。

スピーカーが大型化されたことで、金属製のメッシュネットがボディーの横にまでハミ出すデザインになった
スピーカーが大型化されたことで、金属製のメッシュネットがボディーの横にまでハミ出すデザインになった



インターネットを簡単利用

スピーカーに挟まれた部分には、ワンボタン操作でインターネットへの接続を行なう“インターネットボタン”を搭載。また、プレインストールソフトとして“簡単インターネット”を用意している。これは、9つのプロバイダーから好みのものを選び、簡単操作でオンラインサインアップができるというもの。

簡単インターネットには無料接続サービスも用意されており、AOLでは最初の6ヵ月間が1ヵ月3時間まで無料、InfoPepperでは入会金の2000円が無料になり最初の2ヵ月間が使い放題となる。このほか、PDFの普及を反映し、『Acrobat Reader 4.0J』もプレインストールされている。

添付品も充実

今回のモデルから、PS/2マウス(ホイール付き)が同梱されるようになった。これは、家庭用ユースであることを前提に、アキュポイントに慣れないユーザーのことを考慮したもの。また、デジタルカメラの普及でスマートメディアを利用する機会が増えたことから、スマートメディア対応のPCカード(ハギワラシスコム製)も同梱する。このほか、パソコン入門者向けに、パソコンのセットアップから活用法までを解説したビデオ、“すいすいセットアップビデオ”も同梱される。

ソフトに関しては、オフィススイートとして『Microsoft Office 2000 Personal』をプレインストールする。また、DVDドライブ搭載モデルには、『Microsoft Encarta 総合大百科99』のDVD-ROM版に加え、DVDビデオソフトとして『ユー・ガット・メール』と『ダイヤルM』が添付される。

発売は10月末。価格はオープンプライスで、予想実売価格はDVDドライブ搭載の『C46/4DA』が35万円前後、CD-ROMドライブ搭載の『C46/4DA』が32万円前後となっている。

カテゴリートップへ

注目ニュース

ASCII倶楽部

プレミアムPC試用レポート

ピックアップ

ASCII.jp RSS2.0 配信中

ASCII.jpメール デジタルMac/iPodマガジン