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日本IBM、『ThinkPad i/570/240』シリーズと『Aptiva E』シリーズの新製品を発表

1999年10月25日 00時00分更新

文● 編集部 高柳政弘

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日本アイ・ビー・エム(株)(日本IBM)は25日、個人向けオールインワン型ノートパソコン『ThinkPad i Series』の3モデルをはじめ、『ThinkPad 570』『ThinkPad 240』『Aptiva E』シリーズの新製品を発表した。

●ThinkPad i Series

『ThinkPad i Series 1424/1464/1484』の特徴は、ウェブ検索サイト“ライコス”に直接アクセスできる“EZ(イージー)ボタン”が付いている点。同ボタンには、ライコスのサイトに接続できる“ライコスサイト”、ウェブサイトを検索する“ライコスサーチ”、ウェブサイトで買い物ができる“ライコスショッピング”、ライコスの無料でメールアドレスが取得できるサイトに接続できる“ライコスeメール”がある。同サイトのトップページでは、BIOS更新などのユーザー向けの情報を提供するともに、カスタマイズも可能。

サウンドには、米Aletc Lansing社製のスピーカーを採用している。また、低音を重視し、液晶ディスプレーの両サイドにパイプを配置した“パイプオルガン構造”になっている。

CDコントローラーの機能“メディアセンター”は、ボリュームの調整の位置が前面に配置され、パソコン本体の電源を切った状態でも、音楽CDを再生できる。

エントリーモデル『ThinkPad i Series 1424』は、CPUにモバイルCeleron-400MHzを採用する。そのほかのスペックや機能等は現行モデル『1456』と同じで、64MBのメモリー(SDRAM)、最大24倍速のCD-ROMドライブ、4.8GB(E-IDE対応)のHDD、DSTN液晶パネルの画質を向上させた13インチHPAカラー液晶ディスプレー(800×600ドット/1677万色)などを搭載する。プレインストールOSは、Windows 98 Second Edition。ソフトウェアは、オフィス製品『ロータス スーパーオフィス2000』、音声認識ソフト『ViaVoice 98 日本語版』、音声対応日本語入力システム『VoiceATOK2 for Via Voice』、『メールの王様』、『インターネット翻訳の王様』、『PostPet ver.2.0jp Via Voice対応版』などが付属する。IBM PC Directでの価格は、20万1000円。出荷開始予定は11月19日。

『ThinkPad i Series 1424』
『ThinkPad i Series 1424』



『ThinkPad i Series 1464』は、CPUにモバイルCeleron-433MHzを採用し、6.4GB(E-IDE対応)のHDD、14.1インチTFTカラー液晶ディスプレー(1024×768ドット/1677万色)が搭載される。同モデルでは、暗い場所でもキーが打ちやすいように、ボタンを押すと筐体内側(ディスプレー側)の最上部にあるライトが半透明のキーボードを照らす“キーボードライト機能”を備える。そのほかのスペックや機能等は上記モデル『1424』と同様。ソフトウェアは、オフィス製品『ロータス スーパーオフィス2000』に加え、『Microsoft Office 2000 Personal』が付属する。それ以外は上記モデル1424と同じ。IBM PC Directでの価格は27万1000円。出荷開始予定は10月29日。

『ThinkPad i Series 1484』は同シリーズの最上位モデルで、最大2倍速DVD-ROMドライブと8.1GB(E-IDE対応)のHDDが搭載される。そのほかのスペックや機能、付属ソフトウェアは上記モデル『1464』と同じ。IBM PC Directでの価格は32万9000円。出荷開始予定は10月29日。

同シリーズの筐体は、“ソフトブラック・メタリック”とブラックのツートンカラーに変更された。さらに、オプションとして、筐体上部を覆う7色*のカバーが用意されている。これはユーザーの好みやインテリアにあわせて筐体の色を変更できるというもの。同オプションは、日本IBMとサンワサプライから12月1日に発売される予定。価格は4980円。

*7色は、マーズ・レッド・メタリック、テラ・グリーン・メタリック、エクリプス・ブルー・メタリック、ルナ・グレイ・メタリック、シリウス・レッド、アンドロメダ・グリーン、ポラリス・ブルー。

同シリーズの主な仕様は以下のとおり。



製品名


ThinkPad i Series


1424


1464


1484


CPU


モバイルCeleron-400MHz


モバイルCeleron-433MHz


メモリー


64MB(SDRAM)(最大256MB)


HDD


4.8GB(E-IDE対応)


6.4GB(E-IDE対応)


8.1GB(E-IDE対応)


グラフィックチップ


ATI RAGE Mobilty-M(ビデオメモリー4MB)


ディスプレー


13インチHPAカラー液晶(800×600ドット/1677万色)


14.1インチTFTカラー液晶(1024×768ドット/1677万色)


CD/DVD-ROMドライブ


最大24倍速CD-ROM


最大2倍速DVD-ROM


内蔵モデム


56kbps(V.90/K56flex対応)


拡張スロット


Type III/II/I×1(CardBus、ZVポート対応)


インターフェース


シリアル、パラレル、外部ディスプレー、PS/2、USB


サウンド


Sound Blaster Pro互換/内蔵ステレオスピーカー/内蔵マイクロフォン


バッテリー(駆動時間)


ニッケル水素(2時間)


OS


Windows 98 Second Edition


本体サイズ


幅332×奥行き258×高さ47mm


重量


3.5kg(バッテリー装着時)


3.6kg(バッテリー装着時)


●ThinkPad 570 シリーズ

『ThinkPad 570 2640-BA7』は、現行モデル『2644-AA7』の後継機種で、CPUがモバイルCeleron-366MHzから同400MHzに変更された。HDDは6.4GB(E-IDE対応)から10GB(E-IDE対応)になった。プレインストールOSは、Windows 98 Second Edition。それ以外のスペックや機能は現行モデルと同じで、64MBのメモリー(SDRAM)、最大24倍速のCD-ROMドライブ、13.3インチTFTカラー液晶ディスプレー(1024×768ドット/1677万色)などを搭載する。また、バッテリーはリチウムイオンで、駆動時間は3時間。ソフトウェアは、オフィス製品『ロータス スーパーオフィス2000』、音声対応日本語入力システム『VoiceATOK2 for Via Voice』、『PostPet ver.2.0jp Via Voice対応版』などが付属する。IBM PC Directでの価格は29万9800円。出荷開始予定は11月6日。

『ThinkPad 570 2640-BA7』
『ThinkPad 570 2640-BA7』



同製品の主な仕様は以下のとおり。



製品名


ThinkPad 570 2644-BA7


CPU


モバイルCeleron-400MHz


チップセット


Intel 440BX


メモリー


64MB(SDRAM)(最大192MB)


HDD


10GB(E-IDE対応)


グラフィックチップ


NeoMagic MagicMedia 256AV(ビデオメモリー2.5MB)


ディスプレー


13.3インチTFTカラー液晶(1024×768ドット/1677万色)


FDD


3.5インチ内蔵


CD-ROMドライブ


最大24倍速CD-ROM


内蔵FAXモデム


データ:56kbps(V.90/K56flex対応)、FAX:14.4kbps


拡張スロット


Type III×1またはType II/I×2(CardBus、ZVポート対応)


インターフェース


シリアル、パラレル、外部ディスプレー、PS/2、USB、赤外線(IrDA 1.1準拠)


サウンド


Sound Blaster Pro互換、モノラルスピーカー内蔵、マイクロフォン内蔵


バッテリー


リチウムイオン(約3時間)


OS


Windows 98 Second Edition


本体サイズ


幅300×奥行き240×高さ28mm


重量


1.87kg(バッテリー装着時)


●ThinkPad 240 シリーズ

B5型ノートパソコン『ThinkPad 240 2609-31J』は『2609-21J』の後継機種で、CPUがモバイルCeleron-300MHzから同366MHzに変更された。プレインストールOSは、Windows 98からWindows 98 Second Editionに変更された。それ以外のスペックや機能は同じで、64MBのメモリー(SDRAM)、最大24倍速のCD-ROMドライブ、6.4GB(E-IDE対応)のHDD、10.4インチTFTカラー液晶ディスプレー(800×600ドット/1677万色)などを搭載する。バッテリーはリチウムイオンで、駆動時間は約1.8時間。ソフトウェアは、オフィス製品『ロータス スーパーオフィス2000』、音声対応日本語入力システム『VoiceATOK2 for Via Voice』などが付属する。

『ThinkPad 240 2609-35J』は『2609-25J』の後継機種で、上記モデル同様、CPUにモバイルCeleron-366MHzが搭載される。プレインストールOSは、Windows 95。それ以外のスペックや機能は上記モデル『2609-31J』と同じ。

IBM PC Directでの価格はどちらも21万9000円。出荷開始予定は11月13日。

『ThinkPad 240 2609-31J』
『ThinkPad 240 2609-31J』



同シリーズの主な仕様は以下のとおり。



製品名


ThinkPad 240


2609-31J


2609-35J


CPU


モバイルCeleron-366MHz


チップセット


Intel 440BX


メモリー


64MB(SDRAM)(最大192MB)


HDD


6.4GB(E-IDE対応)


グラフィックチップ


NeoMagic MagicGraph 128XD(ビデオメモリー2MB)


ディスプレー


10.4インチTFTカラー液晶(800×600ドット/1677万色)


FDD


外付け3.5インチ


CD-ROMドライブ


最大24倍速CD-ROM


内蔵FAXモデム


データ:56kbps(V.90/K56flex対応)、FAX:14.4kbps


拡張スロット


Type II/I×1(CardBus対応)


インターフェース


シリアル、パラレル、外部ディスプレー、PS/2、USB、赤外線(IrDA 1.1準拠)


サウンド


Sound Blaster Pro互換、モノラルスピーカー内蔵、マイクロフォン内蔵


バッテリー


リチウムイオン(約1.8時間)


OS


Windows 98 Second Edition


Windows 95


本体サイズ


幅260×奥行き202×高さ26.6mm


重量


1.35kg(バッテリー装着時)


●Aptiva E シリーズ

初心者向けデスクトップパソコン『Aptiva 24J/24M』はCPUにAMD社製K6-2-450MHz、『Aptiva 28L/28J』はCPUにAMD社製K6-2-500MHzを搭載する。そのほかのスペックや機能は現行モデル『20J/21J』と同じで、64MBのメモリー(SDRAM)、最大40倍速のCD-ROMドライブなどを搭載する。HDDは、24J/24M/25Jが6GB(Ultra ATA対応)、28L/28Jが8GB(Ultra ATA対応)を内蔵する。ディスプレーは、15インチCRT(1024×768ドット/1677万色、1280×1024ドット/6万5000色)と17インチCRT(1024×768ドット/1677万色、1280×1024ドット/6万5000色)を選択できる。同モデルには、ウェブブラウザー“進む/戻る”ボタンと同じ働きをする“進む・戻るボタン”を搭載したキーボード『RapidAccessKeyboard II』と、スクロール機能付きマウス『ScrollPointMouse II』が標準装備されている。なお、ヘッドセットやマイクは付属していない。ソフトウェアは、オフィス製品『ロータス スーパーオフィス2000』、音声認識ソフト『ViaVoice 98 日本語版』、音声対応日本語入力システム『VoiceATOK2 for Via Voice』、『PostPet ver.2.0jp Via Voice対応版』などが付属する。また、オフィス製品『Microsoft Office 2000 Personal』を選択できる注文生産モデルの24M/28Lも用意されている。

IBM PC Directでの価格は、24Jの15インチディスプレー付きモデルで9万9800円。これにはOSD機能が付いていないが、キャンペーンモデルとして、15インチディスプレーにOSD機能を備えたモデルもあり、同価格で用意されている。いずれも出荷開始予定は10月25日。

『Aptiva 24J』
『Aptiva 24J』



小規模事業所などのSOHO向けモデル『Aptiva 25J』は、『24J』にEthernetインターフェース(100BASE-TX/10BASE-T)を追加したモデル。IBM PC Directでの価格は、15インチディスプレー付きモデルで10万4800円。出荷開始予定は10月25日。

同シリーズの主な仕様は以下のとおり。



ファミリーモデル名


Aptiva 24J/24M


Aptiva 24J


Aptiva 24J/24M


型式


2190-4J5/4M5


2190-4JA(キャンペーンモデル)


2190-4J7/4M7


CPU


K6-2-450MHz


メモリー


64MB(SDRAM)(最大256MB)


HDD


6GB(Ultra ATA対応)


グラフィックチップ


SiS530(チップセットに内蔵)


FDD


3.5インチ


CD-ROMドライブ


最大40倍速CD-ROM


内蔵FAXモデム


データ:56kbps(V.90/K56flex対応)、FAX:14.4kbps


LAN


-


拡張スロット


PCI×3


インターフェース


シリアル、パラレル、ディスプレー、PS/2、USB×2


本体サイズ


幅350×奥行き420×高さ108mm


本体重量


8.8kg


ディスプレー


15インチCRT(1024×768ドット/1677万色)


15インチCRT(1024×768ドット/1677万色)


17インチCRT(1024×768ドット/1677万色)


ディスプレーサイズ


幅373×奥行き385×高さ376mm


幅379×奥行き391×高さ358mm


幅440×奥行き414×高さ425mm


ディスプレー重量


12.5kg


16.5kg


OS


Windows 98 Second Edition


 



ファミリーモデル名


Aptiva 25J


型式


2190-5J5


2190-5J7


CPU


K6-2-450MHz


メモリー


64MB(SDRAM)(最大256MB)


HDD


6GB(Ultra ATA対応)


グラフィックチップ


SiS530(チップセットに内蔵)


FDD


3.5インチ


CD-ROMドライブ


最大40倍速CD-ROM


内蔵FAXモデム


データ:56kbps(V.90/K56flex対応)、FAX:14.4kbps


LAN


100BASE-TX


拡張スロット


PCI×3


インターフェース


シリアル、パラレル、ディスプレー、PS/2、USB×2


本体サイズ


幅350×奥行き420×高さ108mm


本体重量


8.8kg


ディスプレー


15インチCRT(1024×768ドット/1677万色)


17インチCRT(1024×768ドット/1677万色)


ディスプレーサイズ


幅373×奥行き385×高さ376mm


幅440×奥行き414×高さ425mm


ディスプレー重量


12.5kg


16.5kg


OS


Windows 98 Second Edition


 



ファミリーモデル名


Aptiva 28L/28J


型式


2190-8L5/8J5


2190-8L7/8J7


CPU


K6-2-500MHz


メモリー


64MB(SDRAM)(最大256MB)


HDD


8GB(Ultra ATA対応)


グラフィックチップ


SiS530(チップセットに内蔵)


FDD


3.5インチ


CD-ROMドライブ


最大40倍速CD-ROM


内蔵FAXモデム


データ:56kbps(V.90/K56flex対応)、FAX:14.4kbps


LAN




拡張スロット


PCI×3


インターフェース


シリアル、パラレル、ディスプレー、PS/2、USB×2


本体サイズ


幅350×奥行き420×高さ108mm


本体重量


8.8kg


ディスプレー


15インチCRT(1024×768ドット/1677万色)


17インチCRT(1024×768ドット/1677万色)


ディスプレーサイズ


幅373×奥行き385×高さ376mm


幅440×奥行き414×高さ425mm


ディスプレー重量


12.5kg


16.5kg


OS


Windows 98 Second Edition

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