このページの本文へ

コンパック、“プレサリオ”のノートとデスクトップに新モデル発表

1999年10月20日 00時00分更新

文● 編集部 佐々木千之

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

コンパックコンピュータ(株)は、同社のコンシューマー向けブランド“プレサリオ”の新製品として、スリムタワー型パソコン『Presario 3500』シリーズ4モデル、ノートパソコン『Presario 1900』シリーズ2モデルおよび『Presario 1200』シリーズ1モデルの、計7モデルを発表した。価格はオープンプライスで、10月下旬出荷予定。

Presario 3500シリーズ



3500シリーズは、日本市場に向けて製品開発された製品で、7月に3モデルが発表されている。今回の新モデルでは、CPUをIntel Celeron-400/466MHzからIntel Celeron-433/466/500MHzへと高速化したほか、HDD容量も6.4/8.4GBから8.4/10GBへと大容量化している。DVD-ROM搭載モデルでは6倍速から10倍速へと高速化されている。プレインストールされるOSはWindows 98 Second Editionに変更されている。

このようにパフォーマンスは向上しているが、予想店頭価格は逆に下がっている。Intel Celeron-433MHz、8.4GB HDD、64MBメモリー搭載の『Presario 3560』で約10万円と、同400MHz、6.4GB、64MBメモリー搭載の旧機種『Presario 3505』の約13万円前後に比べておよそ3万円も安くなっている計算だ。

3500シリーズの主な仕様を以下に示す。

製品名 Presario 3560 Presario 3562
CPU Intel Celeron-433MHz Intel Celeron-466MHz
メモリー 64MB
ビデオチップ Intel 82810-DC100(AGP、ビデオメモリーはメインメモリーより動的に確保)
HDD 8.4GB
CD-ROMドライブ 最大32倍速
インターフェースなど K56flex/V.90対応56kbpsモデム、USB×2、シリアル、パラレル、外部ディスプレー出力、デジタルフラットパネル出力、PS/2×2
ソフトウェア インターネット接続ソフトなど     Office 2000 Personal、Adobe Photo Deluxe 3.0、ゼンリン電子地図帳など
   
 
価格 オープンプライス
予想店頭価格 10万円を切る程度 12万円台半ば


 

製品名 Presario 3570 Presario 3580
CPU Intel Celeron-500MHz
メモリー 64MB
ビデオチップ Intel 82810-DC100(AGP、ビデオメモリーはメインメモリーより動的に確保)
HDD 8.4GB
DVD-ROMドライブ 最大10倍速
インターフェースなど K56flex/V.90対応56kbpsモデム、USB×2、シリアル、パラレル、外部ディスプレー出力、デジタルフラットパネル出力、PS/2×2
ソフトウェア インターネット接続ソフトなど     Office 2000 Personal、Adobe Photo Deluxe 3.0、ゼンリン電子地図帳など  
価格 オープンプライス
予想店頭価格 13万円台半ば 15万円台半ば


Presario 1900シリーズ



1900シリーズは、3500シリーズ同様に日本市場をターゲットに開発された、DVD-ROM内蔵のA4薄型ノートパソコン。5月に2モデルが発表された。今回の2モデルでは、CPUがモバイル Intel Celeron-400MHz(前機種は300/333MHz)にグレードアップされているだけでなく、グラフィックチップが米NeoMagic社のMagicGraph 256AVから、カナダのATIテクノロジーズ社のMobility 3D Hardware Accelerated Graphicsに変更されている点が大きい。

1900シリーズの主な仕様を以下に示す。

製品名 Presario 1928 Presario 1929
CPU モバイルIntel Celeron-400MHz
メモリー 64MB(最大192MB)
ディスプレー 13.3インチ1024×768ドットTFT液晶(1670万色表示)     ←
グラフィックチップ    ATI Mobility 3D Hardware Accelerated Graphics(AGP)
HDD 6.4GB
DVD-ROMドライブ 最大4倍速DVD-ROMドライブ
インターフェースなど K56flex/V.90対応56kbpsモデム、USB×1、シリアル、パラレル、外部ディスプレー出力、PS/2、PCカードスロット×2
ソフトウェア インターネット接続ソフトなど     Office 2000 Personal、Adobe Photo Deluxe 3.0、ゼンリン電子地図帳など  
価格 オープンプライス
予想店頭価格 27万円を切る程度 29万円を切る程度


 

Presario 1246



1246は、ノートパソコン市場のローエンドをターゲットとした、低価格オールインワンノートパソコン。7月に発表した1245の後継機種となる製品。1245が予想販売数を上回る実績をあげたため、第2弾の投入となった。

1246ではCPUにAMD-K6-2-400MHzに変更したほか、グラフィックチップを米NeoMagic社のMagicGraph 256AVから、米Trident Trident Microsystems社の CyberBlade3Dに変更している。なお、このグラフィックチップは台湾VIA Technology社のチップセットVIA MVP4に内蔵されているもの。3D機能が強化されたことで、3Dゲームも楽しめるとしている。

1246の主な仕様は以下のとおり。

製品名 Presario 1246
CPU AMD-K6-2-400MHz
チップセット VIA MVP4
メモリー 32MB(最大160MB)
グラフィックチップ Trident CyberBlade3D(チップセットに内蔵)
HDD 4.3GB
CD-ROMドライブ 最大24倍速CD-ROMドライブ
インターフェースなど V.90対応56kbpsモデム、USB×1、シリアル、パラレル、外部ディスプレー出力、PS/2、PCカードスロット×1

カテゴリートップへ

注目ニュース

ASCII倶楽部

プレミアムPC試用レポート

ピックアップ

ASCII.jp RSS2.0 配信中

ASCII.jpメール デジタルMac/iPodマガジン