このページの本文へ

高知工科大学と宮城大学など、バーチャル・ユニバーシティ実証実験を開始

1999年10月20日 00時00分更新

文● 編集部 伊藤咲子

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

日本アイ・ビー・エム(株)の発表によると、高知県、宮城県、高知工科大学、宮城大学は共同でバーチャル・ユニバーシティ実証実験を開始した。これは、インターネット上で講座を開講し、自宅で学習できるという、一種のオープンカレッジ構想。実験期間は'99年12月まで。

実証実験では、最新のLAN(構内情報通信網)構築技術やホームページ構築技術など全6コースを開講。標準学習時間は3時間~30時間程度。受講するためには、CD-ROMドライブを装備しインターネットに接続できるパソコンが必要。受講資格をインターネットの基礎知識を持つ社会人とし、9月10日からインターネットを通じて一般公募を行なった。その結果、両県職員や教員を含む366名(1都2府12県および米国在住者)、19歳から69歳までの受講生が決定した。

今回の実験は、通産省の特別認可法人である情報処理振興事業協会(IPA)が実施する“教育の情報化推進事業対象プロジェクト”の1つとなっている。また、高知県が推進する地域情報化プロジェクト“こうち2001プラン”と、宮城県の“高度情報通信県みやぎ推進計画”の一事業にも位置付けられている。

システムは、日本IBMが開発したイントラネット利用型の社内研修申込システムの基本技術を基盤に、同社の子会社である日本研修サービス(株)が整備したものを利用する。

カテゴリートップへ

注目ニュース

ASCII倶楽部

プレミアムPC試用レポート

ピックアップ

ASCII.jp RSS2.0 配信中

ASCII.jpメール デジタルMac/iPodマガジン