シャープ(株)は、同社のコンシューマー向けパソコン『Mebius』シリーズに、ノートパソコン3機種と、液晶一体型デスクトップ1機種、省スペース型デスクトップ1機種の計5機種を追加した。ウェブページやオリジナルキャラクターを作成するソフトウェアをバンドルし、DV編集機能や光デジタルオーディオ端子を備えたモデルを用意するなど、パソコンをホビーとして楽しみたい、というユーザーを狙ったラインナップとなった。
A4オールインワンノート『PC-MJ100M』
前面のディスプレーと操作ボタンを使えば、PCを起動しなくてもCD再生が可能になる |
A4オールインワンノート『PC-MJ100M』は1モデルのみ。CPUにモバイルCeleron-400MHz、64MBのSDRAM、12GBのHDDに24倍速のCD-ROMドライブを搭載。CD-ROMドライブはオプションでCD-RWドライブ(6万円)に変更が可能。56kbpsモデム(V.90/K56flex対応)、100BASE-TX/10BASE-T自動切替のLANポートも搭載している。液晶ディスプレーは1024×768ピクセルの表示が可能な14.1インチの『低反射ブラックTFT液晶』を採用し、従来モデルよりも明るさが3割向上しているという。
本体の前面にバックライト付きの液晶ディスプレーとCD-ROMドライブ操作ボタンを配置し、音楽CD再生時の使い勝手を向上させ、“デジタル情報家電”的な要素も意識しているという。またファンクションキーの上部に“クイックスタートボタン”を設けた。電源オン機能も持っているため、電源オフ状態からのメールチェックやインターネット接続もワンボタンで可能だという。
また同社が独自開発したソフトをバンドル。ホームページ作成ソフト『ページメーカー』では、デジタルカメラで撮影した画像を使ってウェブページやアルバムの作成が可能。また『ちょbit
3D』はオリジナル3Dキャラクター作成ソフトで、顔を撮影した画像を加工して3D処理し、用意された体の部分と組み合わせてオリジナルのキャラクターが作成できるというもの。さらに光デジタルオーディオ端子を装備しているため、付属ソフト『MD-PCリンク
for Mebius』を使ってMDデータの編集が可能となっている。『Office 2000
Personal』もプレインストールされる。
10月30日の発売予定。価格はオープンだが、実売は28万円程度となる見込み。
機種名 |
PC-MJ100M |
CPU |
モバイルCeleron-400MHz |
メモリー |
64MB(SDRAM) |
HDD |
12GB(E-IDE) |
CD-ROMドライブ |
24倍速、着脱式 |
ディスプレー |
14.1インチ低反射TFT液晶 |
ディスプレー解像度、色数 |
XGA(1024×768ドット)1677万色表示 |
ビデオ |
3D Rage LT PRO |
VRAM |
4MB(SGRAM) |
ポインティングデバイス |
タッチパッド |
サイズ |
幅310×奥行き284×高さ33~42mm |
重量 |
約3.2kg |
駆動時間 |
約2.3時間 |
OS |
Windows 98 Second Edition |
コンパクトノート『PC-FJ100R』
CD-RWドライブを内蔵するPC-FJ100R |
『PC-FJ100R』も1モデルのみ。A4ノートサイズより小型ながら、CD-RWドライブ(書き込み4倍速、読み出し20倍速)を標準で内蔵するコンパクトノートだ。拡張ベイ機構を採用しているため、CD-RWドライブのほかFDD(同梱)、DVD-ROMドライブ(オプション、価格5万円程度)、拡張バッテリー(オプション、2万8000円)と随時入れ替えて使用することができ、ホームユーザーからモバイル用途まで対応可能だという。
モバイルCeleron-400MHz、64MBのSDRAMを搭載し、9GBのHDDと56kbpsモデム(V.90/K56flex対応)を装備している。液晶ディスプレーは12.1インチの低反射ブラックTFT液晶を採用し、1024×768ピクセルの表示が可能だ。
主な特徴はPC-MJ100Mとほぼ同じ。本体前面の液晶ディスプレーと操作ボタン、クイックスタートボタンを光デジタルオーディオ端子を備え、ページデザイナー、ちょbit
3Dといったソフトも付属する。
11月13日発売予定。価格はオープンで、実売予想価格は28万円程度。
機種名 |
PC-FJ100R |
CPU |
モバイルCeleron-400MHz |
メモリー |
64MB(SDRAM) |
HDD |
12GB(E-IDE) |
CD-ROMドライブ |
CD-RWドライブ、着脱式 |
ディスプレー |
14.1インチ低反射TFT液晶 |
ディスプレー解像度、色数 |
XGA(1024×768ドット)1677万色表示 |
ビデオ |
Rage Mobility-M |
VRAM |
4MB(SGRAM) |
ポインティングデバイス |
タッチパッド |
サイズ |
幅270×奥行き236×高さ29.5~33.9mm |
重量 |
約2.2kg |
駆動時間 |
約2.25時間/約4.5時間(拡張バッテリーパック使用時) |
OS |
Windows 98 Second Edition |
B5モバイルノート『PC-PJ2-X4』
モバイル向けのPC-PJ2-X4 |
『PC-PJ2-X4』はB5サイズのスリムノート。1モデルのみで、スペックアップとバンドルソフトの充実をメーンに改良が行なわれた。
CPUはモバイルPentium II-333MHz、メモリーは128MBのSDRAMを搭載する。HDDは12GB、56kbpsモデム(V.90/K56flex対応)と100BASE-TX/10BASE-T自動切替のLANポートも装備した。液晶ディスプレーは1024×768ピクセルの表示が可能な11.3インチの低反射ブラックTFT液晶。外光反射が少ないため、屋外での使用に威力を発揮するという。ページデザイナーなど、同社開発のソフトをバンドルし、ホームユースでの使用にも対応した。
また新たに、本体底面に装着するリチウムポリマー充電池『シートバッテリー』を用意。重さ405gと軽量で、内蔵バッテリーと併せて使用すると約4時間の駆動を確保できるという。
発売は11月6日。価格はオープンで、実売は28万円程度と予想される。
機種名 |
PC-PJ2-X4 |
CPU |
モバイルPentium II-333MHz |
メモリー |
128MB(SDRAM) |
HDD |
12GB(E-IDE) |
CD-ROMドライブ |
オプション |
ディスプレー |
11.3インチ低反射TFT液晶 |
ディスプレー解像度、色数 |
XGA(1024×768ドット)1677万色表示 |
ビデオ |
Cyber9525DVD |
VRAM |
2.5MB |
ポインティングデバイス |
タッチパッド |
サイズ |
幅263×奥行き212×高さ23~31mm |
重量 |
約1.4kg |
駆動時間 |
約2.0時間 |
OS |
Windows 98 Second Edition |
液晶一体型デスクトップ『PC-DJ70C/V/M』
ビデオ編集モデルも用意された『PC-DJ70C/V/M』 |
『PC-DJ70』シリーズは液晶ディスプレー一体型パソコンで、ビデオ編集機能とCD-RWドライブを持つ『PC-DJ70C』、DVD-ROMドライブ搭載の『PC-DJ70V』、CD-ROMドライブを搭載しOffice
2000 Personalをプレインストールする『PC-DJ70M』の3モデルが用意された。
共通の仕様は、PC-DJ70C/VがPentium III-500MHz、PC-DJ70MがCeleron-466MHzを搭載し、メモリーは64MBのSDRAM。HDDはPC-DJ70C/Vが20GB、PC-DJ70Mが13GB。1024×768ピクセルの表示が可能な15.0インチ低反射ブラックTFT液晶ディスプレーを採用している。3モデルとも光デジタルオーディオ端子を標準装備。ノートPCと同様、同社開発のソフトがバンドルされている。キーボードにはクイックスタートボタンとメール着信ランプが設けられている。
PC-DJ70Cでは、カノープス(株)のIEEE1394インターフェースカード(PCIバス用)が内蔵されており、付属ソフト『Raptor
Edit』を利用してDV機器で撮影した動画を編集できる。
発売は、PC-DJ70Cが11月20日、PC-DJ70Vが11月27日、PC-DJ70Mが10月30日。オープン価格で、実売予想はPC-DJ70Cが40万円程度、PC-DJ70Vが30万円程度、PC-DJ70Mが26万円程度になると見られる。
機種名 |
PC-DJ70C |
PC-DJ70V |
PC-DJ70M |
CPU |
Pentium III-500MHz |
Celeron-466MHz |
|
チップセット |
440BX |
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メモリー |
64MB(SDRAM) |
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HDD |
20GB(UltraDMA/33) |
13GB(UltraDMA/33) |
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CD-ROMドライブ |
CD-RWドライブ |
DVD-ROMドライブ |
24倍速 |
ディスプレー |
15インチ低反射TFT液晶 |
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ディスプレー解像度、色数 | XGA(1024×768ドット)1677万色表示 |
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ビデオ |
3D Rage LT PRO |
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VRAM |
8MB(SGRAM) |
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サイズ |
幅351×奥行き168×高さ374mm |
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重量 |
約8.4kg |
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OS |
Windows 98 Second Edition |
省スペースデスクトップ『PC-SJ105R/M』
紫でカラーリングを統一した『PC-SJ105R/M』 |
『PC-SJ105』シリーズは、コンパクトな本体に液晶ディスプレーが付属する省スペースタイプ。CD-RWドライブ搭載の『PC-SJ105R』と、CD-ROMドライブを搭載しOffice
2000 Personalをプレインストールした『PC-SJ105M』の2モデルが発売される。
共通の仕様は、PC-SJ105RがCeleron-500MHz、PC-SJ105MがCeleron-466MHzで、メモリーは標準で64MBのSDRAMを搭載する。HDDは13GB、56kbpsモデム(V.90/K56flex対応)を内蔵。ディスプレーは1024×768ピクセルの表示が可能な15.0インチ低反射ブラックTFT液晶ディスプレーが付属する。キーボードにはクイックスタートボタンとメール着信ランプが設けられ、同社の各種ソフトが付属する点は変わらない。
出荷は10月30日。価格はオープン価格で、実売はPC-SJ105Rが28万円程度、PC-SJ105Mが25万円程度となる見通し。
機種名 |
PC-SJ105R |
PC-SJ105M |
CPU |
Celeron-500MHz |
Celeron-466MHz |
チップセット |
i810DC |
|
メモリー |
64MB(SDRAM) |
|
HDD |
13GB(UltraDMA/33) |
|
CD-ROMドライブ |
CD-RWドライブ |
50倍速 |
ディスプレー |
15インチ低反射TFT液晶 |
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ディスプレー解像度、色数 |
XGA(1024×768ドット)1677万色表示 |
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ビデオ |
Direct AGP(i810DC内蔵) |
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VRAM |
4MB(SDRAM) |
|
サイズ |
幅86×奥行き320×高さ300mm |
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重量 |
約6.5kg |
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OS |
Windows 98 Second Edition |