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東芝、家庭向けA4ノートの新型モデルを発表--DynaBookの家庭向けモデル『DynaBook 2100』、初心者向けの新モデル『PX100』

1999年10月14日 00時00分更新

文● 編集部 鹿毛正之

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(株)東芝は、同社の家庭向けノートパソコンに新モデルを投入した。今回発表されたのは、A4サイズのオールインワンノート『DynaBook 2100』、および初心者向けの新モデル『PX100』の2機種2モデル。発売日はいずれも23日で、価格はオープンプライス。予想実売価格は、DynaBook 2100が22万円前後、PX100が20万円前後となっている。

家庭向けA4ノート『DynaBook 2100』

DynaBook 2100には、『K40/SCA』の1モデルが用意されている。8月に発売された同2060の後継モデルにあたり、筐体は2060と同様のものを採用。サイズは幅309×奥行き259×厚さ43mm/重さ約3.0kg。また、音楽CDの鑑賞やインターネット起動を行なう“CD操作キー”“インターネットキー”がF6~F9キーに割り当てられるなど、2060の機能を継承している。

『DynaBook 2100 K40/SCA』
『DynaBook 2100 K40/SCA』



2060からの変更点としては、CPUがAMD K6-2-366MHzから、同400MHzになった。また、HDDは4.3GBから6.4GBに、ディスプレーは12.1インチのDSTNカラー液晶から、同じく13インチへとインチアップしている。なお、メモリーは64MB(最大192MB)、表示解像度は800×600ドットで変更はない。V.90対応の56kbpsモデムと最大24倍速のCD-ROMドライブも同様に内蔵されている。

2100では家庭向けの普及タイプとしての位置付けから、セットアップからインターネット接続までを解説したビデオ“すいすいセットアップビデオ”が付属する。また、アキュポイントに慣れないユーザーのことを考慮し、通常のPS/2マウス(ホイール付き)を同梱している。

“すいすいセットアップビデオ”“すいすいセットアップビデオ”



インターネット向けのフィーチャーとしては、“簡単インターネット”を搭載。これは、9つの中から好みのプロバイダーを選び、簡単な操作でオンラインサインアップができるというもの。無料接続サービスも用意されており、AOLでは最初の6ヵ月間が1ヵ月3時間まで無料、InfoPepperでは入会金の2000円が無料になり最初の2ヵ月間が使い放題となる。このほか、PDFの普及を反映し、『Acrobat Reader 4.0J』もインストールされている。

OSにはWindows 98 Second Editionを採用。また、オフィススィートの『Microsoft Office 2000 Personal』がプレインストールされる。このほか、辞典ソフトの『Microsoft Shogakukan Bookshelf Basic』、翻訳ソフトの『The翻訳インターネット』、メールソフトの『PostPet Ver2.0』、経路探索ソフトの『駅すぱあと for Windows』、はがき作成ソフトの『筆ぐるめVer.6』など、おなじみのソフトが用意されている。

家庭向けのソフトとしては、携帯電話の着信メロディーを作成できる『ケイタイ歌えもん』、オリジナルのポストカードや便箋を作成する『JOYPLUS』、サンリオの人気キャラクターを配した壁紙やアイコンを用意した『SanrioアクセサリーBOX3』などがプレインストールされている。

発売は10月23日。価格はオープンプライスで、予想実売価格は22万円前後となっている。

初心者向けの新シリーズ『PX100』

『PX100』は、初心者をターゲットとしたまったく新しいシリーズの、A4オールインワンノートパソコン。1モデルのみが設定されている。東芝によると、「初心者がワープロ感覚で使えるノートパソコン」という位置付けで、ワープロ専用機を卒業したユーザーがターゲットだという。

A4オールインワンノート『PX100』
A4オールインワンノート『PX100』



PX100における外見上の特徴は、東芝のノートパソコンとしては初めて、ポインティングデバイスにタッチパッドを採用した点だ。東芝製ノートでおなじみのアキュポイントは搭載されない。また、ホイール付きのPS/2マウスも付属する。サイズは幅319×奥行き243×厚さ46.5mm/重さ約3.4kg

東芝では初めての採用となるタッチパッドを搭載
東芝では初めての採用となるタッチパッドを搭載



CPUにはAMD K6-2-400MHzを搭載。HDDは4.8GB、メモリーは64MBのSDRAM(最大192MB)、最大24倍速のCD-ROMドライブと、V.90対応の56kbpsモデムを内蔵する。ディスプレーには12.1インチのTFTカラー液晶(800×600ドット)を採用している。また、ステレオスピーカーを搭載するほか、ディスプレーの真下の部分には音楽CD再生用のプレイバックボタンを装備している。

音楽CD鑑賞用の“CDプレイバックボタン”、フタを閉じた状態でも操作できるようになっている
音楽CD鑑賞用の“CDプレイバックボタン”、フタを閉じた状態でも操作できるようになっている



OSにはWindows 98 Second Editionを採用。プレイントールソフトには、(株)ジャストシステムのスイートソフト『ジャストホーム』を採用している。ジャストホームにはワープロ、はがき作成、メール、電子アルバム作成、画像加工といった機能が用意され、家庭用パソコンで利用する機能のほとんどが提供されている。このほか、ウイルス対策ソフトの『VirusScan for Windows 95/98』、MPEG再生ソフトの『Mobile Motion Viewer』も搭載している。

インターネットに関しては、DynaBook 2100と同様に“簡単インターネット”を搭載。9つのプロバイダーにオンラインサインアップすることが可能だ。

発売は10月23日。価格はオープンプライスで、予想実売価格は20万円前後となっている。

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