日本電気(株)は、セキュリティー機能を強化した企業向けのノートパソコン『VersaPro
NX』、デスクトップパソコン『Mate NX/R』、ノートパソコン『98NOTE
Lavie』の新製品を発表した。
『VersaPro NX』の新製品は、コンパクトオールインワンノート4機種とモバイルノート2機種の計6機種。価格は20万円台後半から30万円台後半まで。
『VersaPro NX』は暗証番号ボタン標準搭載のコンパクトオールインワンノート |
コンパクトオールインワンノートでは、セキュリティー機能が強化され、オプションで暗証番号ボタンを装備できるほか、ハードディスクとパソコン本体の相互認証機能のついたパスワード機能を標準装備する。CPUにはモバイルCeleron-466/400/300MHzを採用、HDDは18GBまで選択できる。また、14インチLCD搭載モデルが1機種加わり、12、13型LCD搭載モデルの価格が下がった。
価格例としては、モバイルCeleron-400MHz、メモリー32MB、4.3GBのHDD、14.1インチTFT液晶ディスプレー、24倍速CD-ROMドライブ、100BASE-TXのLANポートを搭載し、Windows
98をプレインストールした『modelTAA47』が37万3000円。
このタイプには、オプションでリチウムイオンまたはニッケル水素のバッテリーパックやポートバーが用意されている。
『VersaPro NX』モバイルノート VA33H BS |
モバイルノートは、従来よりモデル数が増えた。コンパクトオールインワンと同様に相互認証機能を標準装備する。CPUにはモバイルCeleron-333MHzを採用、12.1型もしくは10.4型のSVGA液晶ディスプレーを装備する。HDDは12GBまで選択可能。
こちらには、オプションとしてリチウムイオンのバッテリーパックやCD-ROMユニット、パラレル変換ケーブルなどが装備されているほか、シルバーのテンキーボードとUSBマウスが用意されている。
価格は、モバイルCeleron-333MHz、64MBメモリー、6GBのHDD、12.1インチ液晶ディスプレーを搭載し、Windows
98をプレインストールした『modelTYU67』が28万8000円。
両製品ともに、オプションでワイヤレス通信機能やUSB接続の携帯電話機能インターフェースを付加できる。アプリケーションを自由に登録できる“アプリケーションショートカットキー”を装備して、使いやすくなっているという。
省スペース型モデルの『Mate NX』 |
『Mate NX』は、従来機と外観はまったく同じだが、コストパフォーマンスが向上したという。Celeron-466MHzを搭載、8GBのHDD、64MBのメモリーという仕様で17万8000円弱など。いずれの製品もCPUを従来機より高速化し、最低でも64MBのメモリーを搭載する。細かな仕様を自由に選択できる“フリーセレクション”方式を導入、最短4日で納入される。また、管理者がウェブ上でマシン構成や障害などの管理を行えるマネージメント機能“DMITOOL”を引き続き採用する。
価格は、省スペースタイプの『Mate NX』では、Celeron-466MHz、64MB、8GBのHDD、40倍速CD-ROMドライブ、100BASE-TXのLANポートを搭載し、Windows
98をプレインストールした『modelTMBW5』が17万8000円。マイクロタワー型の『Mate
NX R』では、K6-II-450MHz、64MBのメモリー、6GBのHDD、40倍速のCD-ROMドライブ、100BASE-TXのLANポートを搭載し、Windows
98をプレインストールした『modelTTBY5』が10万8000円。
『98NOTE Lavie』は、6月に発表された『PC-9800』と『PC-PTOS』の後継機。CPUが、MMX
Pentium-266MHzからMMX Pentium-300MHzに高速化し、HDDも4.3GBから6.4GBとなった。また、Windows
98 Second Editionをプレインストールする。価格は35万8000円。