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クリーク・アンド・リバー、コンテンツクリエーターのためのトレーニングスペース"C-place"を東京・青山にオープン

1999年10月14日 00時00分更新

文● 編集部 伊藤咲子

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映像・広告出版・ゲーム分野のクリエーターのためのエージェンシーである(株)クリーク・アンド・リバー(C&R)は、コンテンツクリエーター・エンジニアのためのトレーニング複合スペース“C-place”を発表した。事業の運営母体はC&Rで、トレーニングカリキュラムの企画・運営にあたっては、日本エス・ジー・アイ(株)おとびアビッドジャパン(株)の協力を得て展開する。場所は東京・港区のカナダ大使館ビル2階。本日、業務を開始した。

C&R社長の井川幸広氏
C&R社長の井川幸広氏



C-placeのコンセプトについて、C&Rの井川幸広社長は「最先端の環境を提供し、プロ同士が刺激しあえる交流の場を形成する場」と表現。開設されたコース分類は以下の3つ。

(1)プロフェッショナル・エデュケーションセンター(PEC)

企画・運営はC&R。ウェブデザイン、プログラミング、DTPオペレーションといった分野の講座を開講する。対象はプロフェッショナルのみ。現在発表されているものは“デザイナーのためのWeb製作”など13コースで、来週より順次開講する。コースにかかる日数は1日から数ヵ月までで、費用は無料~数万円程度。全て事前登録制。

トレーニングルームの例。『Power Mac G4』が見える。Windowsマシンを使用する部屋も用意されている
トレーニングルームの例。『Power Mac G4』が見える。Windowsマシンを使用する部屋も用意されている



(2)東京ラーニングセンター

企画・運営は、日本SGI。これまで横浜市にあった“SGI研修センター”を移転し、コースを拡充。Linux(新設)、Open GL、IRIXといった分野の講座を順次開講する。対象はプロフェッショナルのみ。現在発表されているコースは“Linuxシステム管理”など13コース。コースにかかる日数は1日から、費用は4万円から。全て事前登録制。

トレーニングルームの例。使用するマシンは、『O2』や『Visual Workstion』(準備中)など
トレーニングルームの例。使用するマシンは、『O2』や『Visual Workstion』(準備中)など



(3)AVID・トレーニングルーム

アビッドのノンリニア編集システムを設置した部屋を、Windows NTベースで2室、Macintoshベースで1室用意。C&Rが企画・運営するノンリニア編集基礎講座などで使用する。

トレーニングルームの例。日本アイ・ビー・エム(株)のワークステーション『IntelliStation』が見える
トレーニングルームの例。日本アイ・ビー・エム(株)のワークステーション『IntelliStation』が見える



これらの講座で使用するハードやソフトは、市場で広く受け入れられているものを順次扱う予定。エイリアス・ウェーブフロント(株)の『Maya』を用いたコースなども予定している。詳しい講座内容については、(1)と(3)はこちら、(2)はこちらを見てほしい。

なお、今回のTLC開設を機に、SGIは“認定インストラクター制度”を発足。C&Rに登録している約1万人のスタッフを対象にLinux、データ通信などの分野ごとに教育を行い、認定インストラクターを育成。このインストラクターによって、ユーザーのオンサイト教育の全国展開を目指すという。

記者発表会に出席した米SGI社のGlobal Customer Educationのディレクター ロジャー・コナリー(Roger Connolly)氏は、「ワールドクラスの教育を日本に持ってこられることを嬉しく思う」と祝辞を述べた
記者発表会に出席した米SGI社のGlobal Customer Educationのディレクター ロジャー・コナリー(Roger Connolly)氏は、「ワールドクラスの教育を日本に持ってこられることを嬉しく思う」と祝辞を述べた

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