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セイコーエプソン、214万画素CCD搭載のデジタルカメラ『CP-800』に改良を加えた『CP-800S』を発表

1999年10月13日 00時00分更新

文● 編集部 小林伸也

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セイコーエプソン(株)とエプソン販売(株)は、214万画素CCDを搭載した同社のデジタルカメラ『CP-800』に改良を加えた新モデル、『CP-800S』を発表した。従来モデルと比べ、デジタルズーム時の画質を向上させたという。また3色のカラーバージョンを限定発売する。

 CP-800Sでは、ボディーカラーがシルバーからシャンパンゴールドに変更された
CP-800Sでは、ボディーカラーがシルバーからシャンパンゴールドに変更された



CP-800から継承されたのは、1/2インチ214万画素CCDを搭載し、焦点距離7mm(35mmカメラ換算で38mm相当)の単焦点レンズを搭載しているという点。また、1984×1488ピクセルと300万画素相当の解像度で撮影ができる“Hypict”機能や、単3型電池2本で動作するといった主要スペックにも変更はない。変更点としては、画質面とユーザーインターフェースを中心に改良が行なわれた。

デジタルズーム用に新開発された“デジタルハイピクトズームテクノロジ”を搭載。同製品では2倍のデジタルズームを搭載しているが、従来製品のような単純拡大ではなく、被写体の輝度と色情報を解析して拡大処理を行なうことで、なめらかで輪郭が自然なズームが可能だという。

ユーザーインターフェースの改良では、プログラム撮影時とマニュアル撮影時において、液晶ディスプレーにシャッター速度と絞り値を表示するようにした。また価格も前モデルより2万円安い7万9800円に改定した。CP-800Sの発売に伴い、CP-800は生産中止となる。

 CP-800Sのカラーバージョン
CP-800Sのカラーバージョン


さらに、シャンパンゴールドの標準モデルとは別に、ブルー、ピンク、バイオレットのカラーモデルを用意した。こちらは各色2000台の限定発売となる。

記録メディアはコンパクトフラッシュ、インターフェースはUSBとビデオ出力端子を備える。なお、これまで付属していた専用USBケーブルは、カードスロット搭載プリンター『PM-800DC』の発売に伴い付属されなくなり、シリアルケーブルやソフトを同梱した『パソコン接続キット』として販売される(1万円)。

サイズは幅113×奥行き67.5×高さ35.5mm、重さ235g(本体のみ)。発売は10月28日。カラーモデルは11月中旬の発売を予定し、価格はそれぞれ8万1800円。

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