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リコー、230万画素CCDと光学3倍ズーム搭載のデジタルカメラ『RDC-5300』を発表

1999年10月07日 00時00分更新

文● 編集部 小林伸也

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(株)リコーは、230万画素CCDを搭載し光学3倍ズームを備えたデジタルカメラ『RDC-5300』を発表した。グリップ部分を大型化してホールド感を向上させた、銀塩高級コンパクトカメラスタイルを採用。比較的高年齢層を狙った実用性重視のカメラを目指したという。10月28日発売予定で、価格は8万9800円。

外観は『GR1』のリコーらしい渋めの仕上がり。プロモーションには、『超芸術トマソン』の赤瀬川原平氏を起用。RDC-5300は赤瀬川氏が初めて使用したデジタルカメラとなった
外観は『GR1』のリコーらしい渋めの仕上がり。プロモーションには、『超芸術トマソン』の赤瀬川原平氏を起用。RDC-5300は赤瀬川氏が初めて使用したデジタルカメラとなった



1/2インチ原色230万画素CCD(有効画素219万画素)を採用し、記録画素数は1792×1200ピクセルと869×600ピクセル(デジタルズーム2.5倍時には640×480ピクセル)。感度はISOの約100相当。

レンズは非球面3枚を含む低分散ガラス製6群9枚構成で、画面全域で200本/mmの解像度を達成したという。焦点距離8~24mm、F3.2~3.7の3倍ズームで、35mmカメラに換算すると38~114mmとなる。マクロ撮影はワイド端で4cmまで可能で、さらに30パーセント被写体を拡大する“スーパーマクロモード”を搭載した。

特徴はボディーデザイン。右手グリップを大型化することで、しっかりとホールディングできるよう配慮した。ボディーカラーはシルバーを採用して高級感を表現。レンズ鏡胴部にはアルミダイキャストを使って剛性を高めている。また前機種『RDC-5000』と同じく電源スイッチが液晶ディスプレーシャッターを兼ねているが、新機種ではシャッターを閉めた液晶オフの状態でも撮影が可能になるよう設定できる。

起動時間は前機種から3秒縮め、約5秒に抑えた。シャッタースピードは1~1/500秒。通常の撮影間隔は2秒以下とのことで、連写モード時には毎秒1コマで連写できる。測光方式は中央重点、露出はプログラムオートのみ。0.5EV刻みで+/-2.0EVまでの露出補正ができる上、アンダー/適正/オーバーの3コマの自動的に撮影するオートブラケティング機能も搭載している。また30秒から3時間まで。30秒刻みで間隔を設定できるインターバル撮影機能も備えた。

1.8インチTFT液晶ディスプレー(11万画素)を採用し、光学式ファインダーも備えた。ストロボは内蔵のほか外部シンクロ端子も備え、ブラケットや三脚を併用すれば汎用ストロボを使った撮影が行なえる。

記憶メディアはスマートメディアを採用し、64MBタイプまで対応。さらにカメラ本体が8MBのフラッシュメモリーを内蔵している。ファイル形式はJPEGで、記録枚数は内蔵8MB、1792×1200ピクセル時で“ファイン”9枚、“ノーマル”19枚、“エコノミー”32枚となっている。

パソコンとの接続にはRS-232Cに加え、USB接続にも対応。この場合、オプションの『パソコン接続キット』(9800円)に同梱される専用USBケーブルが必要。ビデオ入出力端子はNTSC/PAL切替式。

電源は単3型電池4本で、アルカリ乾電池とリチウム充電池、ニッケル水素充電池、ニッカド充電池をサポートする。バッテリー持続時間は、アルカリ乾電池で連続撮影時に60分となっている。

サイズは幅131.1×奥行き68.8×高さ54mm、重さ約350g(バッテリー含まず)

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