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オープンネットワーク、エイサーネクサスと総代理店契約を締結--同時に日本エイサーとも業務提携

1999年10月06日 00時00分更新

文● 編集部 鹿毛正之

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オープンネットワーク(株)は、台湾のエイサーネクサス社と総代理店契約を締結し、エイサー製のネットワーク機器を国内で販売していくことを発表した。同時に、日本エイサー(株)とも業務提携を行ない、エイサー製のサーバーとネットワーク機器を利用したネットワーク構築サービスを、本日から提供開始すると発表した。

オープンネットワークは、システムの設計・開発や、プロトコルコンバーターなどの開発・販売を主な業務とするシステムインテグレーター(SI)。今回、エイサーグループと提携を行なうことにより、サーバー/ネットワーク機器/システムの3者を統合したネットワーク構築サービスの提供が可能になるという。

オープンネットワークの中村四郎社長、「インターネットマンションのサーバーに内定されるなど、'99年は約200サイトを構築する予定」</cap>
オープンネットワークの中村四郎社長、「インターネットマンションのサーバーに内定されるなど、'99年は約200サイトを構築する予定」&lt;/cap&gt;



エイサーネクサス社は台湾エイサー社の子会社で、ルーター/スイッチ/ハブ/ISDN用TAなど、ネットワーク関連機器に特化した開発を行なっている。今回の提携に伴いオープンネットワークでは、エイサーネクサス製のISDNルーター『AIR-700』(オープンプライス/推定小売価格10万800円)などを5日から市場に投入している。また、日本エイサーとの提携では、エイサーからサーバー製品の供給を受けるほか、SI分野での協業も行なっていくという。

台湾エイサーネクサスの呉作樂(ランス・ウー)社長、「今後、Voice-over-IPは非常に重要となる技術、当社はVoIPに対応したネットワーク製品を提供している」</cap>
台湾エイサーネクサスの呉作樂(ランス・ウー)社長、「今後、Voice-over-IPは非常に重要となる技術、当社はVoIPに対応したネットワーク製品を提供している」&lt;/cap&gt;



ネットワーク構築サービスにおいては、SOHOやSME市場向けに、サーバー/OS/アプリケーション/周辺機器までのすべてを取り揃えた“オールインワン”タイプの提供を開始する。同社ではLinuxサーバーの展開を検討しており、当初は『Redhat Linux 5.2』をインストールして、11月をめどに出荷を始める予定だ。その他のディストリビューションに関しても、顧客からのリクエストベースで導入を行なっていくという。

発表会の席上、オープンネットワークの代表取締役社長を務める中村四郎氏は、「日本における総代理店として、コンサルタントを含めたネットワークに必要な技術を提供する」と意気込みを語った。また、「日本エイサー、エイサーネクサスと役割分担を行なっていきたい」と語り、今後については、「業績の推移を見ながら、資本提携も視野に入れている」と語った。

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