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日本オラクル、アプリケーションサーバーの新バージョン『Oracle Application Server 4.0.8』を発売

1999年10月06日 00時00分更新

文● 編集部 桑本美鈴

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日本オラクル(株)は、アプリケーションサーバーの新バージョンとして、中小規模システム向けの『Oracle Application Server 4.0.8』、および大規模システム向けの『Oracle Application Server 4.0.8 Enterprise Edition』を発表した。

Solaris対応版とWindows NT対応版を10月29日に、HP-UX/AIX/Compaq対応版を11月にそれぞれ発売する。また、MIPS/Linux対応版を12月以降に順次発売する予定。価格は、Oracle Application Server 4.0.8が80万円、同Enterprise Editionが250万円。

Oracle Application Server 4.0.8は、新たに、Java Servlet 2.1aやJava Server Pages(JSP)、Enterprise JavaBeans(EJB) 1.0、Enterprise CORBA Objects for Java、JDK 1.1.6をサポートした。

また、処理の優先度順にスケジュールを実行する“Policy Manager”を搭載する。優先順位は4段階まで設定でき、変更も可能。管理機能には、診断/監視機能を向上させ、動的な負荷情報といったシステム稼動状況をグラフィカルに表示する“Dynamic Monitoring Service”が追加されている。

“Policy Manager”画面
“Policy Manager”画面



発表会場では、米オラクル社のアプリケーション・サーバー プロダクト・マネージメント シニア・ディレクターのRobert McCord(ロバート・マッコード)氏が、Oracle Application Serverのロードマップについて説明した。それによると、4.0.8の次バージョンである『Oracle Application Server 4.0.8.2』は、Java2(JDK 1.2)やJava Database Connectivityの新しいバージョンに対応する。米国では2000年第1四半期に発売、日本語版はその後リリースされる。

次のバージョンとなる『Oracle Application Server 4.1』は、米国で2000年第2四半期に発売予定。マルチプロセスとマルチノードに対応、J2EE(Java 2 Enterprise Edittion)もサポートするという。

日本オラクルのマーケティング統括本部システム製品統括部バイスプレジデントの佐藤聡俊氏(左)とRobert McCord氏(右) 日本オラクルのマーケティング統括本部システム製品統括部バイスプレジデントの佐藤聡俊氏(左)とRobert McCord氏(右)



また同社は、COBOL言語で開発したアプリケーションをOracle Application Server上で稼動できるプラグインツール『Oracle COBOLカートリッジ 4.0.8』を11月末に発売する。価格は5万円。

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