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インフォテリア、XMLシステム構築用コンポーネントとインテグレーター制度を発表

1999年10月05日 00時00分更新

文● 編集部 桑本美鈴

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インフォテリア(株)は、XMLベースのシステム構築が可能なコンポーネント製品群『XML Solution Components』ファミリーとして、『iConnector for Oracle』、『iConnector for Access』、『iConnector for Notes』、『iMessenger』、『iPAD』の5製品を発表した。

XML Solution Componentsは、ユーザーのシステムに応じて、組み合わせて利用することでXMLベースのシステム開発を行なえるコンポーネント製品群。

iConnectorシリーズは、XML形式のデータをOracleやAccess、Notesなどのデータベースに保存したり、データベースをXML形式で抽出したりできる。データベースとXML間のデータ構造マッピングをGUIで行なえるツール“Rule Generator”が標準添付されている。iConnector for Accessは、Microsoft Accessデータに対応したもの。11月10日発売で、価格はマスターライセンスが40万円、追加ライセンスが4万円。iConnector for Notesは、ロータス ノーツのデータに対応。11月10日発売で、マスターライセンスが80万円、追加ライセンスが16万円。iConnector for Oracleは、Oracleデータ対応。11月10日発売で、マスターライセンスが80万円、追加ライセンスが16万円。

iMessengerは、XMLデータをインターネットで送受信できるコンポーネント。XMLファイルをSMTPで送信できる。本文の直接送信のほか、添付ファイルにして送信することも可能。10月13日発売で、価格はマスターライセンスが40万円、追加ライセンスが4万円。

iPADは、XMLの入力/編集ツールで、フォーム型編集や自動レコード生成、項目名エイリアスといった機能を搭載しており、画面レイアウトのカスタマイズも可能。10月27日発売で、価格は1ユーザー1万円。

また同社は、同社のXMLソフトウェアを中心としたシステムを構築するインテグレーター制度“XML プロフェッショナルインテグレータ”を発足、国内企業8社が認定メンバーとして参加したと発表した。

同制度は、同社のXML Solution Componentsやサーバーソフト『XML Server』、XML処理エンジン『iPEX』などを利用したXMLベースのシステムを構築できるシステムインテグレーターの認定と営業支援を行なうもの。同社は、認定インテグレーターに対し、XMLの最新技術や製品に関するトレーニングやセミナーなどの支援活動を行なう。一方、認定インテグレーターは、ユーザー向けに、XMLベースシステム構築のコンサルティングや、実際の構築、トレーニングなどを行なう。

今回発表された認定インテグレーターは、(株)東洋情報システム、新日鉄情報通信システム(株)、(株)大塚商会、(株)クレスコ、INSエンジニアリング(株)、シーアイエス(株)、応用技術(株)、(株)アイ・エス・テクノロジー(順不同)の8社。

写真左から、インフォテリア(株)代表取締役社長の平野洋一郎氏、(株)東洋情報システム専務取締役の在賀良助氏、シーアイエス(株)専務取締役の久保田欽氏、(株)大塚商会Nビジネス推進室部長の岡部恵造氏。「XMLソリューション市場は今後ますます拡大する。認定インテグレーターと協力し、市場をさらに開拓して、XMLベースのビジネスをユーザーに推進していきたい」(平野氏)
写真左から、インフォテリア(株)代表取締役社長の平野洋一郎氏、(株)東洋情報システム専務取締役の在賀良助氏、シーアイエス(株)専務取締役の久保田欽氏、(株)大塚商会Nビジネス推進室部長の岡部恵造氏。「XMLソリューション市場は今後ますます拡大する。認定インテグレーターと協力し、市場をさらに開拓して、XMLベースのビジネスをユーザーに推進していきたい」(平野氏)

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