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日本電子出版協会、電子出版物の交換用フォーマット“JepaX”を一般公開

1999年10月04日 00時00分更新

文● 編集部 高柳政弘

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日本電子出版協会(JEPA)は、電子出版物の交換用フォーマット“JepaX(ジェパ・エックス)”(第0.9版)を9月30日に一般公開した。JEPAは、日本の電子出版の普及促進と電子出版に関する情報を提供するために'86年に設立された非営利団体で、出版社、電機メーカー、ソフトウェアハウス、印刷会社などで構成されている。同団体は、出版社や印刷会社などが電子書籍を保管するフォーマットとしてJepaXを提唱している。

JepaXは、XML言語(eXtensible Markup Language)に準拠した書籍の論理構造を記述するフォーマット。また、このフォーマットを変換するツールも同時に配布している。現時点で変換できるフォーマットは、HTML、(株)ボイジャーの電子出版ソフト『T-Time』のフォーマット“TTZ”、米国の出版社やソフトウェアハウスなどから構成された電子出版の普及を目的とする団体“Open eBook Authoring Group”が策定した電子書籍共通のフォーマット“OEB”。JEPAは、これら以外のフォーマットにも対応していく予定だという。また、外字については、漢字を電子情報化している文字鏡研究会('96年設立)の運営するサイト“今昔文字鏡ネット”で無償公開されているGIFフォントを指定できる。

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