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インターネット・プロ、Linuxベースのリモートアクセスサーバーを発売

1999年09月30日 00時00分更新

文● 編集部 桑本美鈴

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インターネット・プロ(株)は、米Digi International社、住商データコム(株)と共同で、Linuxベースのリモートアクセスサーバー『Enterprise Access Server CUTE5000EX』シリーズ(愛称『DivA(ディーバ)』)を開発、11月1日に発売すると発表した。

CUTE5000EXは、ISPや中小企業、教育機関向けのラックマウント型リモートアクセスサーバーで、Digi InternationalのISDN着信できるBRI/PRIボード『DataFire RAS Family』を搭載する。OSはRed Hat Linux 6.0。

『CUTE5000EX1』と『同EX2』の2製品があり、EX1は、2Uのラックで最大6ポートのPRIを搭載でき、最大144チャネルのモデムを制御可能。EX2は、2ノードのシステムを4Uのラックに集約したモデルで、最大16ポートのPRIを搭載可能、最大384チャネルのモデムを制御できる。

『CUTE5000EX1』(左)と『同EX2』(右)
『CUTE5000EX1』(左)と『同EX2』(右)




『CUTE5000EX1』の中身

また、同シリーズを購入したユーザーには、全国規模のハードウェア保守、導入前の初期設定プレインストール、現地設置サービスが提供される。従来のリモートアクセスサーバーの保守サポートはセンドバック方式が大半を占めるが、同社はユーザー専用のコールセンターを用意する。センターに連絡が入った時点でトラブル分析を行ない、ハードウェアの問題であれば保守担当者が現地に出向するという。

価格は、EX1が348万円から、EX2が598万円から。

両製品の主なスペックは以下の通り。

モデル名   CUTE5000EX1 CUTE5000EX2
CPU Celeron-500MHz Pentium III-450MHz
チップセット Intel 440BX AGPset
メモリー  256MB(SDRAM)
HDD 10.1GB(Ultra ATA)
CD-ROMドライブ 40倍速CD-ROMドライブ
ネットワーク 10/100BASE-T
付属品 キーボード、マウス
OS Red Hat Linux 6.0
本体サイズ 幅482×奥行き450×高さ88mm 幅482×奥行き660×高さ177mm
重量 約12kg 約30kg


また同社は、Linux対応グループウェアを搭載したThinサーバー『ELIAS-LX in CUTE2000EX』を10月1日に発売する。

『ELIAS-LX in CUTE2000EX』『ELIAS-LX in CUTE2000EX』



同製品は(株)リンコム開発のLinux対応グループウェア『ELIAS-LX』を搭載したオールインワンモデルのThinサーバー。CPUにCeleron-333MHzを採用し、64MBのメモリー(SDRAM)と4.3GBのHDD(Ultra ATA)を搭載した『ELIAS-LX in CUTE2000EX1』と、Celeron-400MHzを採用し、128MBのメモリー(SDRAM)と6.4GBのHDD(Ultra ATA)を搭載した『同EX2』の2製品が用意されている。

ELIAS-LXは、ApatchやPHP、PostgreSQLといったフリーウェア上で動作するLinux対応グループウェア。アクセス管理機能のほか、“スケジューラ”や“カレンダー”、“掲示板”といったアプリケーションモジュールを搭載する。

価格は、ELIAS-LX in CUTE2000EX1が39万8000円(同社インターネット直販価格29万8000円)、同EX2が49万8000円(インターネット直販価格39万8000円)。

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