米インプライズ社とカナダのコーレル社は、Linuxテクノロジーを商用でも主流とすることを目的とした戦略的提携関係を結ぶことで合意したと発表した。
提携内容のひとつとして、Linuxオペレーションシステム上で動作する、コーレルのオフィス製品、インプライズのアプリケーション開発ツールやエンタープライズソリューションについて、両社の開発を容易にするために、開発研究部門で協力関係を築いていくという。また、この提携関係は、両社のLinux製品において、ジョイントマーケティングや共同の流通戦略を含む包括的な提携にも及ぶ予定とのこと。
また、インプライズは、C言語、C++言語、Delphiによる開発をサポートする高性能なLinuxアプリケーション開発環境を提供する予定だ。
コーレルは9月21日に、Linuxディストリビューション『Corel Linux』のベータテストを開始している。なお、これは限定されたユーザーが対象で、その結果を年末に公開される製品版にフィードバックしようというもの。