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バーゲンアメリカ、日本向け事業を拡大--音楽CDのオンライン販売を開始、電子メールマガジンを8誌創刊

1999年09月30日 00時00分更新

文● 編集部 寺林暖

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日本向けのオンラインショップサイトを運営している米BargainAmerica(バーゲンアメリカ)社は、日本向け事業拡大すると発表した。同社は10月1日から音楽CDの販売を開始するほか、電子メールマガジン8誌を創刊する。また、電子メール購読者募集システム『バーゲンアメリカ・マガジンスタンド』を使用した、企業向けのマーケティングサービスも提供するという。

バーゲンアメリカの音楽CDショップ“music.bamerica.com”
バーゲンアメリカの音楽CDショップ“music.bamerica.com”



『バーゲンアメリカ・マガジンスタンド』
『バーゲンアメリカ・マガジンスタンド』



同社のCEOであるTom Sato(トム・サトー)氏は、「当社は米国の音楽CD卸売り業者4社と提携し、米国/ヨーロッパ/オーストラリア各地域の音楽CDを約30万種類も用意している。日本語対応のショッピングカートシステムも独自に開発しており、トップページを含めて2画面に入力するだけで、簡単に音楽CDを購入することが可能だ」と語った。

バーゲンアメリカのCEOであるサトー氏
バーゲンアメリカのCEOであるサトー氏



また、サトー氏は「ウェブサイトにランダムに訪れても、実際に商品を購入する人は少ない。メールマガジンなら毎日、コンスタントにサイトの内容を伝えることができる」と、電子メールによるプロモーションについて言及。「電子メールの内容も新商品の紹介に終始してしまっては、見向きもされなくなるだろう。現在、メールマガジン購読者は約300~400万人と言われているが、プロの書き手が書いたメールマガジンは極端に少ない」と問題点を指摘。その上で、「当社では30名のプロの編集者、ライターを集めており、毎週クオリティーの高い電子メールマガジンを提供する予定だ」と語った。

メールマガジンの内容は、女性向け/パソコン/音楽/グルメなど。同社の電子メール配信システム『バーゲンアメリカ・マガジンスタンド』により、100万人以上のユーザーに対して同時にメールマガジンを送信することが可能だという。

企業向けマーケティングサービスは、バーゲンアメリカ・マガジンスタンドを利用するもの。バーゲンアメリカは、同システムに登録したクライアント企業に対し、購読者募集/配信システム/マーケティング戦略といった、メールマガジンに関するすべての業務代行サービスを提供する。サービスの料金は、メールマガジンの購読者の数に比例する成功報酬型になるという。

メールマガジン事業の拡大に際し、同社はシステム開発会社である(株)トライコーン、およびインターネットマーケティング会社である(株)ダイアログジャパンと提携。バーゲンアメリカ・マガジンスタンドはトライコーンが開発し、メールマガジンの原稿作成/マーケティングはダイアログジャパンが担当する。

トライコーンの代表取締役を務める波木井卓氏
トライコーンの代表取締役を務める波木井卓氏



ダイアログジャパンの代表取締役である浜口直太氏
ダイアログジャパンの代表取締役である浜口直太氏

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