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NECとインテル、ワールドワイドでのインターネットサービス事業で提携

1999年09月29日 00時00分更新

文● 編集部 桑本美鈴

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日本電気(株)と米インテル社は、ワールドワイドでのインターネットサービス事業において提携したと発表した。

両社は、NECのインターネットサービス“BIGLOBE”と、インテルのインターネットサービス“インテル・オンライン・サービス(IOS)”を連携させ、企業対企業(B to B)および企業対個人(B to C)向けに、電子商取引などを展開できるインターネットサービスを提供する。サービス開始時期は2000年上半期で、具体的なサービス内容や料金などの詳細は現在調整中としている。

インテルは今後、日本向けのIOSセンターを設立、運営する。IOSセンターは欧米にも設置され、BIGLOBEがこのIOSセンターを中心とするネットワークに接続することで、ユーザーは世界各地からアクセス可能になる。この世界規模のネットワークは、2000年末に構築が完了する予定。すでに米国サンタクララに設置されているIOSセンターは、サーバー1万台を保有する規模。日本向けのIOSセンターもサーバー数千台規模のものになるという。

また両社は、インターネット利用に特化した専用のウェブターミナルを製品化し、ユーザーに提供する。このウェブターミナルは、運用管理サーバーで集中管理が行なえる専用端末で、ユーザーの目的に合った機能のみをダウンロードし、利用できるというもの。価格や製品仕様、販売方法等の詳細は12月末に発表される。

NEC代表取締役社長の西垣浩司氏。「今後急速に増加していくインターネットビジネスに対応するため、インテルと世界規模の協力関係を結んだ。この提携により、日本のインターネットユーザーは爆発的に増えるだろう。BIGLOBEを、2002年9月時点で1000万人ユーザーが集まるコミュニティーとしたい」 NEC代表取締役社長の西垣浩司氏。「今後急速に増加していくインターネットビジネスに対応するため、インテルと世界規模の協力関係を結んだ。この提携により、日本のインターネットユーザーは爆発的に増えるだろう。BIGLOBEを、2002年9月時点で1000万人ユーザーが集まるコミュニティーとしたい」



米インテル社長兼CEOのCraig Barrett(クレイグ・バレット)氏は、米国から衛星中継で参加。「今回の提携は、われわれの協力関係を将来に向けて更に強化するものだ。今後インターネットユーザーは10億人となり、何兆ドルもの取引がインターネット上で行なわれ、通信とコンピューターが完全に融合する時代となるだろう。われわれは協力してこの変化に対応していく」
米インテル社長兼CEOのCraig Barrett(クレイグ・バレット)氏は、米国から衛星中継で参加。「今回の提携は、われわれの協力関係を将来に向けて更に強化するものだ。今後インターネットユーザーは10億人となり、何兆ドルもの取引がインターネット上で行なわれ、通信とコンピューターが完全に融合する時代となるだろう。われわれは協力してこの変化に対応していく」



インテル(株)代表取締役社長の傳田信行氏。「ウェブターミナルは、インターネットに特化した低価格な簡易端末。現在、すべての家庭にPCが入っているわけではない。インテルはすべての人にインターネットを使ってもらうため、こういった仕掛けを考えている」 インテル(株)代表取締役社長の傳田信行氏。「ウェブターミナルは、インターネットに特化した低価格な簡易端末。現在、すべての家庭にPCが入っているわけではない。インテルはすべての人にインターネットを使ってもらうため、こういった仕掛けを考えている」

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