住友金属システム開発(株)は、同社の2D/3DのCADソフトの新バージョン『TURBOCAD
v6シリーズ』を発売すると発表した。
TURBOCAD v6 Professional |
TURBO CAD v6 Standard |
TURBO Sketch v6 |
TURBOCAD v6シリーズは、米IMSI社が開発したもの。ハイエンドユーザー向け2D/3D
CADソフト『TURBOCAD v6 Professional』、ローエンド向け2D/3D CADソフト『同Standard』、入門用2D
CADソフト『TURBO Sketch v6』で構成される。3製品とも対応OSはWindows
95/98/NT4.0で、10月27日の発売を予定。価格はTURBOCAD v6 Professionalが7万8000円、同Standardが3万8000円、TURBO
Sketch v6が1万2800円となっている。
教育機関や学生向けに、アカデミックプライス版も用意されており『TURBO
CAD v6 Standard アカデミック版』が1万4800円、『TURBO Sketch v6
アカデミック版』が4800円となっている。販売目標は、TURBOCAD v6シリーズ合計で5万本を目指しているという。
同シリーズでは操作性を改善。Microsoft Officeライクなインターフェースと操作性を実現しているという。また、レイヤーのグループ化ができるほか、マウスの動きに合わせて点や線の位置を自動調整する“ドローイング・エイド機能”、図形を修正すると自動的に内部のハッチングを調整する“拡張ハッチング機能”などを搭載している。
TURBOCAD v6 Professionalと同Standardの両ソフトとも、米LightWorks社のレンダリングエンジンを採用。テクスチャーマッピング機能のほか、レイトレーシング/ラジオシティー機能により、反射光/透過光を使用した3D空間の作成ができる。対応するファイル形式はDWG/DXF/DWF/EPS/VRMLなど業界標準のファイル形式に加え、今バージョンからBMPファイルにも対応している。
さらに、TURBOCAD v6 ProfessionalではVisual Basic for Appicationsに対応したほか、米Spatial
Technology社のソリッドモデリングエンジン“ACIS”を採用。3Dオブジェクトのエッジ処理や、重心などのエンジニアリング計算機能が搭載されている。