米モトローラ社は13日(現地時間)、同社が開催した“Horizons'99”の基調講演において、PowerPCマイクロプロセッサーの新しいロードマップを公表した。
このロードマップによれば、先日発表した『PowerPC
G4(MPC7400)』に続いて、G5(MPC75xx)およびG6(MPC76xx)が予定されている。G6については76xxという製品番号になることしかわからないが、G5については、さらに拡張されたアーキテクチャーの採用、パイプラインの追加、バス構造の変更、64bitおよび32bit下位製品への互換性、0.10μmプロセスおよび*SOI技術の採用、2GHz以上の動作周波数、となることが明らかとなった。また、通信機器などをターゲットとした、G4およびG5アーキテクチャーの統合プロセッサーも予定されている。
*SOI:Silicon On Insulator。米IBM社が開発し、'98年8月に発表した、半導体製造プロセス技術で、チップ上のトランジスターのより高速な動作や、あるいは低消費電力化が可能になる。