三菱商事(株)と大日本スクリーン製造(株)は16日、大日本スクリーン製造が開発/発売しているパソコン用日本語フォント製品のオンライン販売を三菱商事が行なうことで合意し、日本語フォントを個別の書体単位でダウンロード販売する“フォントオンライン”サービスを同日開始すると発表した。
これまで日本語フォントは、パッケージ販売が中心で、複数の種類/サイズの書体をあらかじめセットにして収録したCD-ROMなどで提供されてきたという。同サービスは、ユーザーが必要とする種類/サイズの書体だけをネット上からダウンロード販売する。フォント見本により、画面表示またはプリンタ出力など、それぞれのフォントを実際に使用する際にどのような見え方をするかについて確認できるという。
サービスの提供は、三菱商事が、同社の子会社で、ECサービス会社の米One
Galaxy Solution(ワンギャラクシーソリューション)社を通じて運営する日本市場向けオンライン販売ウェブサイト“b-store.com”内に開設された“フォントオンライン”で行なう。
ダウンロード販売の対象製品は、Windows用TrueTypeフォントの“ヒラギノ明朝体”、“ヒラギノ角ゴシック体”、“ヒラギノ行書体”、“ヒラギノ特太行書体”、“ダイゴ”、“オイケ”および“ケアゲ”など、大日本スクリーン製造の『千都フォントライブラリー
True Type Collection』シリーズの中から厳選された30書体で、サイズはそれぞれれ約6~8MB。価格は各7800円で、購入手続きはクレジットカード決済。
フォントオンラインでは、大日本スクリーン製造の千都フォントシリーズの各種ボックス版11アイテム(Macintosh用/Windows用)、ページ編集ソフトの『PageStudio』および同ソフト専用のフォント集パッケージなど3アイテム(Windows用)、そして、著作権フリー素材集『MIXA』(マイザ)シリーズから10アイテム(Macintosh/Windows両用)などを特別価格でオンライン販売する(ダウンロード販売ではない)。