米Micrografx社の日本法人、マイクログラフィックス(株)は16日、企業向けグラフィックス製品『iGrafx(アイグラフィックス)シリーズ』の新ラインナップとして、テクニカルイラストレーションやウェブグラフィックスを作成する作図/作画ツール『iGrafx
Designer(アイグラフィックス デザイナー)』を、10月8日に発売すると発表した。対応OSはWindows
95/98/NT 4.0。価格は4万9800円。
同製品は、電子出版、プレゼンテーション資料、イラストレーション、ドラフティング、デザインのための作図・作画ツール。技術分野の概念図、組み立て手順、生産計画書、建設計画書などの作成に向くという。建築/土木、自動車、機械などCADデータを利用したグラフィックスを描くことの多い業界での利用を見込んでいる。
同製品は、Javaアプレットや、プラグインベースのレンダリングエンジンである“Quick
Vector”によって、対話型のDesignerファイルをウェブ出力できる。サポートするファイル形式は、標準的なCADファイルのほか、画像やデータベースのファイル形式を55種類以上(DWG、DXF、DGN、CGM、IGS、EPS、PSD、TIF、GIF、JPG、VSDなど)サポートしている。Microsoft
Officeと互換性のあるインターフェースを採用し、カスタマイズ可能なツールバーを備えている。また、透明度の自由設定やグラデーション機能、画像を10倍まで拡大できるレンズ機能、ミクロン単位での自動体積、面積計算、自動寸法線機能を搭載。ANSI(米国規格協会)、建築、設計、ISO(国際標準化機構)、およびDIN(ドイツ工業規格)用の業界標準ページテンプレートを装備している。
なお、同製品は企業向け製品と位置付けられているが、従来から提供されている個人ユーザー向け製品『Micrografx
Designer』のアップグレード製品としても販売する。アップグレード価格は1万9800円。