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【WORLD PC EXPO 99 レポート Vol.14】マイクロソフト、百科事典『Microsoft Encarta』シリーズの最新版を発表

1999年09月08日 00時00分更新

文● 編集部 桑本美鈴

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マイクロソフト(株)は、統合百科事典パッケージ『Microsoft Encarta 総合大百科 2000 日本語版』、百科事典ソフト『Microsoft Encarta 百科事典 2000 日本語版』、『Microsoft Encarta 百科地球儀 2000 日本語版』を10月29日に発売する。価格はオープンプライス。推定小売価格は、総合大百科 2000が2万8800円、百科事典 2000が1万5800円、百科地球儀 2000が1万5800円。

また、総合大百科 2000のDVD-ROM版『Microsoft Encarta 総合大百科 2000 DVD-ROM 日本語版』を11月5日に発売する。価格はオープンプライスで、推定小売価格が2万8800円。



『Encarta 百科事典 2000日本語版』画面

Microsoft Encarta 総合大百科 2000 日本語版


総合大百科 2000は、百科事典 2000、百科地球儀 2000、およびマルチメディア統合辞典『Microsoft / Shogakukan Bookshelf 2.0 エンカルタ総合大百科版』をセットにしたパッケージ製品。

百科事典 2000では、検索機能を向上させたという。読みたい項目を“ピンポイント検索ウィンドウ”に入力すると、検索リストに関連項目一覧が表示される。カタカナあいまい検索も可能で、例えば、入力時に“イタリヤ”と入力しても、“イタリア”関連項目を検索結果に表示する。国名など主要項目にはトップページが用意されており、このトップページから、さまざまな関連項目へジャンプできる。

さらに、『現代用語の基礎知識』から約2500項目を収録しており、現代用語の起源や歴史的変遷がわかるように百科事典の関連項目とリンクさせている。

インターネット機能も強化されている。オンラインアップデートにより最新のコンテンツを取得できるほか、“Web検索”機能を利用して、検索項目からインターネット上の関連サイトを直接検索できる。同社の『Bookshelf』とも連携しており、本文中の単語を範囲選択し、メニューから“ブックシェルフ”を選ぶと、単語の意味など辞書内容を表示できる。

項目数の合計は、'99年度版の約2万9000項目から、約3万5000項目へと増えた。そのほか、写真/イラストを約1万3700点、ビデオ/アニメーションを約220点、音楽/音声を約2580点収録している。

Bookshelf 2.0 エンカルタ総合大百科版は、既存製品『Microsoft / Shogakukan Bookshelf 2.0』に、辞書データをハードディスクにコピーできる“辞書メンテナンス”機能を追加したもの。

Microsoft Encarta 百科地球儀 2000 日本語版


百科地球儀 2000は、国別情報一覧に、その国や地域の生活や習慣について紹介するコンテンツの“くらしと文化”が追加された。また、地名の表示を日本語/英語で切り替えられる。

地図上の好きな場所に旗のマークを立てられる“マップピン”機能を搭載する。マップピンには、テキストやURLを書き込むことも可能。地球儀に収録されている地図の種類に応じた地理的現象を解説する“地理ヒント”も用意されている。収録されている地名の数は約180万となっている。

発表会場では、米マイクロソフト社リファレンスラーニングビジネスユニットエンカルタプロダクトプランナーのTed Gauld(テッド・ゴールド)氏、Encarta百科事典日本語版の編集顧問である小林祥一郎氏、マイクロソフト(株)代表取締役会長の古川亨氏が壇上に立ち、Encarta製品群について説明した。

Ted Gauld氏「Encartaは、現在9言語バージョンがあり、世界65ヵ国以上で販売されている。Encartaはまったく新しい製品カテゴリーを作り、Encartaチームは最新の出版集団になった。Encartaは、専門家のために書かれたものではなく、一般ユーザーを対象とした学びを創造するのためのもの。わかりやすく読みやすいものを提供する。単に事実を伝えるだけでなく、なぜどうしてそうなったかを理解できるような製品にしたい」Ted Gauld氏「Encartaは、現在9言語バージョンがあり、世界65ヵ国以上で販売されている。Encartaはまったく新しい製品カテゴリーを作り、Encartaチームは最新の出版集団になった。Encartaは、専門家のために書かれたものではなく、一般ユーザーを対象とした学びを創造するのためのもの。わかりやすく読みやすいものを提供する。単に事実を伝えるだけでなく、なぜどうしてそうなったかを理解できるような製品にしたい」



小林祥一郎氏「新しい物事を知ったときに、その起源までわかるようにしようと思った。Encarta 百科事典は、毎年成長し、誰でも理解でき楽しめる百科事典。百科事典は、楽しいところから入っていけるというものでなくてはならない。バーチャル体験や、動画、音声などユーザーがインタラクティブにメディアと接触できるのがポイント。日本全体のメディアを統合し、Encartaとして提供したい」小林祥一郎氏「新しい物事を知ったときに、その起源までわかるようにしようと思った。Encarta 百科事典は、毎年成長し、誰でも理解でき楽しめる百科事典。百科事典は、楽しいところから入っていけるというものでなくてはならない。バーチャル体験や、動画、音声などユーザーがインタラクティブにメディアと接触できるのがポイント。日本全体のメディアを統合し、Encartaとして提供したい」



古川亨氏「Encartaは、大きなプロジェクトとして、多額の投資をして制作してきた。その結果、事典に関するプロフェッショナルの方々と一緒に仕事をする喜びを得られた。これはわれわれの大きな成果だ。これまで、結果的に18~35歳くらいの限られたユーザー層に利用される製品を作ってきたが、Encartaは、子どもから高齢のかたまでという幅広い年齢層に提供できるもの。会社として、社会的な貢献ができ、文化として残せる遺産としてのコンテンツを築き上げたと思う」古川亨氏「Encartaは、大きなプロジェクトとして、多額の投資をして制作してきた。その結果、事典に関するプロフェッショナルの方々と一緒に仕事をする喜びを得られた。これはわれわれの大きな成果だ。これまで、結果的に18~35歳くらいの限られたユーザー層に利用される製品を作ってきたが、Encartaは、子どもから高齢のかたまでという幅広い年齢層に提供できるもの。会社として、社会的な貢献ができ、文化として残せる遺産としてのコンテンツを築き上げたと思う」



同社では、優待アップグレードキャンペーンを行なう。これは、“Microsoft Encarta 百科事典シリーズ 2000 優待アップグレード キャンペーン”と記載されたステッカーが貼られた『Microsoft Encarta 百科事典シリーズ』の'99年度版を購入したユーザーを対象に、優待アップグレードを行なうというもの。優待アップグレード価格は、Encarta 百科事典とEncarta 百科地球儀がそれぞれ2000円、Encarta 総合大百科が、CD-ROM版、DVD-ROM版とも、それぞれ7000円。申し込み受付期間は9月8日~11月30日。

また、キャッシュバックキャンペーンとして、“Microsoft Encarta 百科事典シリーズ 2000 5万本限定発売記念キャッシュバック キャンペーン”と記載されたステッカーが貼られた2000年度版(限定5万本)を購入したユーザーに対し、キャッシュバックを実施する。キャッシュバック額は、既に百科事典シリーズを持っているユーザーに対して、百科事典と百科地球儀がそれぞれ3000円、総合百科事典がCD-ROM版、DVD-ROM版ともそれぞれ5000円。新規購入ユーザーに対しては、総合大百科が3000円となっている。

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