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アットマーク・ラーニングとNTTソフトウェア、“オンライン教育”を考えるセミナーを開催

1999年09月07日 00時00分更新

文● 編集部 堀田ハルナ

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(株)アットマーク・ラーニングとNTTソフトウェア(株)は、インターネットやイントラネットを利用した新しい教育形態を考える“教育改革と民間オンライン教育ビジネス最前線セミナー”を開催した。

セミナー風景
セミナー風景



アットマーク・ラーニングは、(株)ヒューマンネットワークス運営の不登校生徒のためのインターネット上の高校“インターネットハイスクール 風(Kaze)”を事業化した日野公三代表取締役によって、'99年4月に設立された。インターネットを使った在宅学習支援事業などの企画・運営や教材の開発などを行なっている。

今回のセミナーでは、兵庫教育大学の成田滋氏とさくら総合研究所の島田浩志氏による講義と、既に行なわれているオンライン教育ビジネスの事例などが紹介された。成田氏は、米国での在宅学習の現状や、これを受けた生徒の学力などに関する調査の結果を紹介した。島田氏は、デジタル放送の現況と将来および教育産業への参入について講義した。

会場には、専門学校や学習塾などの教育関係者が多く、今後オンライン教育をビジネスに取り入れていこうという受講者が目立った。

このセミナーはオンライン上でも受講することができる。実際にオンラインで参加した受講者は、「オンラインのセミナーは初めてだが、現時点でここまで簡単に参加できるという点は評価したい。今後ストリーミング機能などが付加されればさらに面白くなると思う」と感想を語った。

自宅でセミナーに参加する受講者自宅でセミナーに参加する受講者



このオンライン受講は、NTTソフトウェアの“Voice Hive”というシステムによって可能になったものだ。これまでの電話会議などでは、会議に誰が、また何人が参加しているかといったことがわからなかった。しかしこの“Voice Hive”によって、参加者や発言者の名前がパソコンの画面上に表示され、相互のやり取りも容易になるという。現状ではウェブ上の画像と連動するわけではないが、NTTソフトウェアでは、今後このシステムを語学教育などに組み込んでいきたいとしている。

アットマーク・ラーニングでは、今後も四半期に1回のペースでセミナーを開催する予定という。

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