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【WORLD PC EXPO 99 レポート Vol.4】メガソフトが家庭用3D住宅デザインソフト『3Dマイホームデザイナー2000』を発表

1999年09月07日 00時00分更新

文● 編集部 佐々木千之

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メガソフト(株)は、7日から千葉・幕張メッセで開催されているWorld PC Expoで、家庭向け3D住宅デザインソフトの新バージョン『3Dマイホームデザイナー2000』を発表した。価格は9800円で10月29日発売予定。同社では、このソフトで利用できる3Dデザイン部品を、インターネットを通じての流通を積極的に支援していくという。

3Dマイホームデザイナー2000は、業務用でなく一般のユーザー向けの、間取り図の作成や住宅のインテリア/エクステリアのデザインが可能なソフトウェア。'96年発売の『3Dマイホームデザイナー』から累計で15万本を販売したという。間取り図から直接3D化できる“間取り作成機能”や、同社のホームページや、ユーザーのホームページ上に公開されている、3D部品を、3Dマイホームデザイナー上に直接ドラッグ&ドロップするだけで取り込んで使用できる機能や、3Dデータをレイトレーシングして、光の反射や影の具合までを反映した高品位な画像イメージで出力できる“高画質出力機能”を備えた。

 メガソフト代表取締役社長前坂昇氏
メガソフト代表取締役社長前坂昇氏



発表会で挨拶した前坂社長は、同社が9月1日で創立15周年を迎えたことに触れ、「最初の5年間は『MIFES』などエキスパートユーザー向けの製品、次の5年は『STARFAX』など、ビジネスユーザー向けの製品、さらに次の5年は『3Dマイホームデザイナー』などホームPCユーザーのための製品を作ってきた。9月からの第4世代となるが、今度はインターネットユーザーを対象にソフトとコンテンツを展開していきたい」と、インターネットを核とした製品やサービスの展開を図るという方針を述べた。

その上で今回発表された3Dホームページデザイナーについては、「3Dマイホームデザイナーは単なるバージョンアップではなく、インターネットにおける新しいコンテンツ流通の形を目指したもの」と位置付けた。

そして、現在同社のホームページ以外にも、3Dマイホームデザイナー用の3D部品が、ユーザーの手により有償/無償で提供されていることから、その部品の品質を保証する意味あいから、3D部品製作者のスキルの認定制度である“パーツマイスター制度”を来年春をめどとして開始するという。具体的な詳細については未定ながら、こうした3D部品を、同社が支援する形でインターネット上で積極的に流通させていきたいという。

また、今後の同シリーズの製品展開として、業務向けの『プレゼンボードデザイナー』を来年2月、同じく業務向けの『3DマイホームデザイナーPRO2』を来年3月、『間取りデザイナー』を来年夏に投入する計画であることを明らかにした。

注:これらの製品名は仮称

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