英国大使館は、ウェブサイト“UK NOW”を開設したと発表した。同サイトは英国大使館のほか、ブリティッシュ・カウンシル(英国留学情報センター)、英国政府観光庁、在日英国商業会議所が合同で開設したもの。日本人と在日英国人に向けて制作された各コンテンツでは、日本語ページと英語ページの両方が用意されている。
“UK NOW”のトップページ、各省庁へは“サイトマップ”から飛ぶことができる |
UK NOWには、11のコンテンツが用意されている。“サイトマップ”からは、駐日英国大使館、英国政府観光庁、ブリティッシュ・カウンシル、在日英国商業会議所の各セクションのページへ飛ぶことができる。“特集”では、イギリスの最新イベントや流行を紹介、“クリエイティブ”ではファッションデザイナーのポール・スミスを紹介するなど、英国流デザインや、料理や紅茶といった英国風ライフスタイルを解説している。
“テクノロジー”では英国のモータースポーツ工学など最新の科学技術を紹介。“スタディー”ではブリティッシュ・カウンシルへのリンクが設けられ、留学情報を提供している。“イベント情報”は、日本国内で行なわれる英国関連イベント、また英国内で予定されているスポーツやフェスティバルの内容および開催日を検索することが可能。“ビジネス”は最新の英国のビジネス情報。“英国という国”は英国の政治/自然/社会/芸術などの一般情報を掲載。“出版物”では大使館や政府観光庁が発行した書籍を紹介している。
UK NOW内に設けられた“Club UK”は、会員登録制のコンテンツページ。ウェブ上で会員登録することができ、登録は無料となっている。会員には、UK
NOWの最新更新情報や在日英国人のエッセーが掲載された電子メールが配信される。また、随時行なわれる懸賞への応募資格が与えられるほか、会員向けチャット“UK
Chat”へ参加することが可能。
東京千代田区の英国大使館で行なわれた会見では、駐日英国大使館広報部の広報部長であるスーザン木下氏が、「このサイトの目的は、英国のあらゆる情報をできるだけ便利な方法で、日本の皆さんにお届けすることです」と、UK
NOWを紹介。「以前では、イギリスへ旅行しようと思った人は、観光情報については観光庁に、ビザについては大使館へ、と別々に尋ねる必要がありました。しかし、4つの官庁を統合したこのサイトでは、イギリスに関する情報のすべてを調べることができます」と語った。
駐日英国大使館広報部のスーザン木下氏 |
発表会には、高村外務大臣や小渕総理大臣と会談するために初来日した英国外務大臣のロビン・クック(Robin
Cuck)氏も出席した。ロビン氏は「“UK NOW”では、旅行/映画/社会/美術/音楽といったイギリスの財産や伝統のすべてを、ボタン1つで閲覧することができます」と語った。
挨拶するロビン・クック英外務大臣 |
また、「インターネットに集中していると、ついディスプレーの前で独りぼっちになってしまいがちです。そうしたインターネットの弊害を取り除くために、当サイトはメンバーズクラブ“Club
UK”を開設し、皆さんからの積極的な参加をお待ちしています」と、Club
UKの趣旨についても紹介。「当サイトへの感想や意見を直接書き込むことができますし、会員同士で交流をはかることも可能なほか、懸賞などの特典が用意されています」と語った。発表会では、クック外相自身がClub
UKの登録ページから会員登録を行ない、拍手喝采を受けていた。
会員登録を行なうクック英外相 |
発表後、クック英外相はUK NOWの体験コーナーでサイトの説明を受けていた |